究極に癒されるお宿、里山十帖

公開日: : 最終更新日:2016/11/13 東北地方


忙しくてストレスフルな日々を送っている…。
癒されたい!リラックスしたい!という人に、心の底からおすすめしたい旅館があります。
それは、新潟県南魚沼市にある「里山十帖」です。

晩夏の頃、旦那と二人で行きました。
その頃の旦那は、仕事が激務で心身のバランスを崩して休職中でした。
そんな旦那の療養・リフレッシュのために旅行をしようということで、旦那がテレビで見て「いつか行きたい!」と思っていたという里山十帖に決めました。
まったくの思いつきで急きょ決めた旅行でしたが、ちょうど夏休みが終わった頃に木曜の宿泊だったため、前日でもすんなりと予約がとれました。

まず素晴らしいのが、建物とお部屋です。
古民家を改造した建物のため全体的に素朴さを感じるのですが、そこにおしゃれな現代風のインテリアが置かれていて、うまく調和しています。
宿泊フロアと食事や受付をするフロア、大浴場が全てつながっており、どの場所もスリッパ不要で裸足や靴下で過ごせます。
足から伝わる木の質感がとても気持ち良く、私は滞在中ずっと裸足で過ごしました。
お部屋は全部で12部屋のみで宿泊客も少なく、静かに過ごすことができます。
お部屋ごとに異なる建築家さんがデザインをされたそうで、それぞれ趣が違います。
私たちが泊まったお部屋は、とてもシンプルで余計な物や装飾がなく、無垢材に囲まれていて、本当に心が落ち着きました。
各部屋には小さめですが露店風呂があり、眺望を邪魔するものがない開放的な場所にあるので、雄大な景色を独り占めできます。

建物と並んで感動したのが、お食事です。
料理コンセプトは「地味だけど滋味」とのことで、旅館によくあるような贅を尽くした料理ではありません。
お肉も少しありましたがお野菜が中心の料理でした。
味が濃かったり見た目が華やかだったりするわけではなく、素材の味を活かして丁寧に調理されていて、味覚が研ぎ澄まされる感じがしました。
土鍋で炊くホカホカつやつやのご飯や、様々に味付けされた20種類以上の茄子など、新潟ならではの料理が並び、どれも良いお味に調理されていたため、野菜嫌いの旦那もぺろりと完食していました。
共働きで日頃は忙しくてインスタント食品やファストフードでの食事になりがちな私たちにとって、ここでお食事は身体が栄養分を吸収してデトックスされているようにも感じました。
スタッフさんが簡単に料理の説明をしてくれながら、またゆっくり味わいながらたっぷり食べるので、夕食を終えるのに2時間くらいかかりました。

温泉目当ての人にも里山十帖は良いところです。
それほど広いというわけではありませんが、シンプルで安らげる大浴場があります。
なんといっても景色が素晴らしく、遮るものが何もないため美しい山の稜線と広い空を一望することができます。
とんびがのびのびと飛んでいるのを眺めながら、ゆっくりとお湯につかるのはとても贅沢な時間でした。
私たちが宿泊した時期は晩夏でしたが、豪雪地帯の南魚沼市の山々が雪化粧した姿を大浴場から見たいので、ぜひ真冬にも訪れたいです。

私はサービスも気に入りました。
至れり尽くせりのサービスではありませんが、スタッフさんのつかず離れずの感じが気持ち良かったです。
ナチュラルな雰囲気のスタッフさんばかりで、みなさん里山十帖のことが好きなんだなぁというのが伝わってきました。
シンプルですが丁寧な接客で、自分たちの好きなお宿をお客さんに楽しんでもらいたいというスタッフさんの気持ちも伝わってきました。
早朝サイクリングやスノートレッキングなど、四季折々の自然を感じられる様々なアクティビティがあり、私たちはスタッフさんが案内人となる夕方の散歩に参加しました。
散歩の途中に畑や道端で、夕食の材料を自分たちで調達したのは楽しかったです。

私たちは散歩以外のアクティビティには参加せず、室内やベランダで読書をしたりハンモックに揺られたりしながら、ひたすらのんびりと過ごしました。
里山十帖ステイで心が安らいだのか、旦那もその翌週から無事に仕事復帰を果たしました。
また、現在家を建てる計画中なのですが、宿泊したお部屋がお気に入りすぎて、そのお部屋を参考に間取りや内装などを考えています。

里山十帖は決してお安くはないお宿ですが、心身ともに癒されたいという人はぜひ行ってみてほしいです。
食事抜きのプランもありそちらは少しお安めのようですが、せっかくこのお宿に行くのであれば食事付きを断然おすすめします。
また、西日本から新幹線で向かうのであれば、まず東京に出る必要があるので、東京見物とセットにするといいかもしれません。
大都会東京で刺激を受け、自然に囲まれた里山十帖で癒されるという旅行も素敵かと思います。
ちなみに、私たちは東海地方から車で向かいましたが、長野や新潟の雪国の建物や山の風景がとても素敵で、道中もとても楽しめました。
東京駅からは新幹線でなんとたったの1時間40分ほどで、東京から伊豆に行くより近いみたいです。
都会でのストレスフルな生活に疲れて癒しを求めている人には、里山十帖がおすすめです!

スポンサーリンク

関連記事

名所・グルメに出会う旅>新潟県

名所編 新潟と言えば、川端康成の名作 『雪国』の舞台の越後湯沢、魚沼産のお米「こしひかり」、そ

記事を読む

宮城県仙台市【名所・逸品に出会う旅】

仙台と言えば、宮城県の県庁所在地、宮城県と言えば言わずと知れた名物「牛たん」。 夏の祭りは「仙

記事を読む

磐梯熱海温泉の金蘭荘に宿泊

去年の秋頃に父と母と妹の4人で、福島県郡山市の磐梯熱海温泉の中の金蘭荘に泊まりに行きました。

記事を読む

名所・逸品に出会う旅>青森県青森市

名所編 その昔、青函トンネルが完成するまでは、青函連絡船の乗り場が青森にはありました。 今は

記事を読む

名所に出会う旅>岩手県県南部

岩手県県南部の地域は、世界遺産「平泉」をはじめ、宮沢賢治ゆかりの花巻市、「遠野物語」で知られる民

記事を読む

名所・グルメに出会う旅>秋田県

名所編 秋田駅周辺は3方を山に囲まれており、市内には緑の多い公園が3カ所あります。 その

記事を読む

名所・グルメに出会う旅>山形県山形市

名所編] 山形県は、出羽三山などの名峰、松尾芭蕉の句で著名な山寺や最上川など、季節ごとに様々な

記事を読む

所・グルメに出会う旅>山形県米沢市

名所編 山形県の南部にある米沢市は、東に奥羽山脈、南に吾妻連峰、西に飯豊連峰と2000m級の山

記事を読む

名所・グルメに出会う旅>福島県会津若松市

名所編 東北の最南端にある福島県には、会津二十三万石の城下町として栄えた会津若松。 会津の名

記事を読む

名所・グルメに出会う旅>宮城県気仙沼・石巻

名所編 宮城県第二の都市石巻市は、太平洋に面し世界三大漁場・金華山沖と自然豊かな土壌の作物など

記事を読む

名所に出会う旅>広島県尾道市

広島県尾道では、江戸時代に北海道と大阪を結ぶ「北前船」の寄港となり

名所・グルメに出会う旅>長野県松本市

名所編 長野県松本市は、春は新緑で色づき始めるアルプスからの爽や

名所・グルメに出会う旅>富山県氷見市

名所編 富山県の西部、氷見市と言えば風光明媚な土地柄と、氷見の海

名所・グルメに出会う旅>福井県福井市

名所編 福井県は、日本海側に面した北陸地方にあり、日本海側気候で自然

名所・グルメに出会う旅>和歌山県紀北エリア高野山

名所編 和歌山県の北部エリアを紀北地域と呼び、和歌山市や紀の川市

→もっと見る

PAGE TOP ↑