磐梯熱海温泉の金蘭荘に宿泊
公開日:
:
最終更新日:2016/11/20
東北地方
去年の秋頃に父と母と妹の4人で、福島県郡山市の磐梯熱海温泉の中の金蘭荘に泊まりに行きました。
家族揃っての旅行は小学校の時以来だったので実に20年ぶりの旅行でした。
磐梯熱海温泉は地元から近く家族4人の都合を合わせて行くには打ってつけでした。
二泊三日の旅行だったので、初日は猪苗代湖まで遊びに行きました。
猪苗代湖の近くには世界のガラス館という施設やラーメン博物館もありレジャー施設も充実していました。
ガラス館で綺麗なガラスを見て癒された後に、ラーメン博物館の食べ放題でランチしました。
ラーメン博物館では、ラーメンが6種類程小さな丼で食べれます。
さらに他の中華料理やデザートなど沢山種類があるので老若男女問わず大人気の食事処でした。
ラーメン博物館をでたあと、五色沼という時期によって色が変わる沼を見に行きました。
五色沼はちょうどその時エメラルドグリーン色で心も奪われる景色でした。
妹がボートを漕ぎたいというので、4人でボートに乗りました。
その日は風もなくとても穏やかな気候でボートに乗るには最高の日でした。
ハートの模様のコイが一匹だけいるとボート乗り場のお兄さんから聞いて、ボートに乗りながらコイを探しているとなんと私達家族のボートの下にその噂のハートの模様をしたコイがやってきたのです。
これにはみんな大喜び、父と母の愛のパワーかな?などと笑いながら楽しい時間を過ごしました。
日中沢山遊んで少し疲れたので、磐梯熱海温泉の金蘭荘に4時頃にチェックインしました。
フロントの方が部屋の準備ができるまでの間、ロビーで抹茶と和菓子を振舞ってくれました。
日中遊び回った私達にはこの抹茶と甘い和菓子がとても美味しく溜まった疲労が少し和らいだ気がしました。
その後、部屋に案内されました。
私達の部屋は渓流側の部屋で和室、窓を開けると目の前に紅葉が広がり美しい川がサワサワと流れていました。
その川を眺めているだけで、心洗われました。
部屋で少し休んだ後に、妹と旅館の外へ探検に行こうという話になり、2人で旅館の浴衣を着て外へお散歩しに行きました。
磐梯熱海温泉は近くに磐梯熱海駅がありその駅の前に公衆足湯があります。
その足湯に寒い日は沢山の人が暖をとりに集まるのです。
私と妹はその足湯に入りに行きました。
足湯に着くと、老夫婦が仲良く入浴していたので少し世間話をしていると話があらぬ方向へ行ってしまい、私か妹を夫婦の息子の嫁にもらいたいと少し本気のトーンで話してきたので、最初は笑っていた私達でしたがどうやら半分本気の勢いだったので、焦って丁重にお断りし足湯をあとにしました。
部屋に戻りその話を父と母にすると、大笑いしてこれも旅の思い出だねと家族で話していました。
そのあと、母と妹と私でお風呂に入りました。
脱衣所で着替えていてふと外を見ると、脱衣所から屋形船の形をした露天風呂が見えました。
その露天風呂がなんとも趣深く魅力を感じました。
服を脱いで浴室に入るとすぐに、シャンプーリンスの棚があり10種類くらいのシャンプーリンスがありました。
自分の好きなシャンプーを選べるのはすごく嬉しかったです。
そして、身体や髪を洗ったあとまずは大きめの一つしかない内湯にゆったり3人で入りました。
温度も丁度良く気持ちよくてつい入りすぎてしまい、のぼせそうになったので急いで外の露天風呂へ行きました。
屋形船の形をした露天風呂のそばには桜の木のような大きな木があり、落ち葉が湯船に落ちてきてその落ち葉を触りながら目の前を流れる渓流を見下ろしました。
川の音を聴きながらマイナスイオンを感じ、露天風呂内に流れるオルゴールのサウンドを聴き、もう最高のひと時でした。
お風呂を上がり父と合流したあと、夕食の時間になり広間へ向かいました。
料理は山の幸とお刺身やお肉などバランスのとれた旅館らしい食事でした。
夕食を美味しくいただいた後に驚いたのが…ロビーでキャンドルナイトのような竹細工の中にロウソクを飾ったいくつもの竹のアートがありました。
そこでリベラや少年合唱団やジブリの曲など20曲くらいをソファーに座りワインを飲みながらゆったりと聴き入りました。
このキャンドルナイトコンサートは今まで旅館に泊まってきた中で一番気に入りました。
これは絶対リピーターになってしまうなと思いました。
このキャンドルナイトコンサートは東日本大地震の後から始めたサービスらしいです。
福島の復興を願ってのこのサービス、お客の心も鷲掴みにします…感動ものです。
1時間半ほどコンサートを聴いたあとに部屋にもどり4人で今までの家族の生き方や思い出、これからの楽しみについてしみじみと話し合いました。
キャンドルナイトコンサートのおかげでいつもより本音で家族内に優しい会話が生まれた気がしました。
布団もふかふかで寝心地バツグンです。
翌日朝食も美味しくいただき、もう一泊したのですが次の日の夜のキャンドルナイトコンサートの曲はまた違った曲で懐メロでした。
お客を飽きさせない心遣いに感動しました。
また家族で行きたいと思える旅館でした。
スポンサーリンク
関連記事
-
-
名所・グルメに出会う旅>秋田県
名所編 秋田駅周辺は3方を山に囲まれており、市内には緑の多い公園が3カ所あります。 その
-
-
名所・グルメに出会う旅>新潟県
名所編 新潟と言えば、川端康成の名作 『雪国』の舞台の越後湯沢、魚沼産のお米「こしひかり」、そ
-
-
名所・グルメに出会う旅>山形県山形市
名所編] 山形県は、出羽三山などの名峰、松尾芭蕉の句で著名な山寺や最上川など、季節ごとに様々な
-
-
名所・逸品に出会う旅>青森県青森市
名所編 その昔、青函トンネルが完成するまでは、青函連絡船の乗り場が青森にはありました。 今は
-
-
名所・逸品に出会う旅>岩手県盛岡市
名所編 東北の栄華を誇った城下町「盛岡」。城下町を繁栄させてきたのは、古くは源頼朝に仕え700
-
-
所・グルメに出会う旅>山形県米沢市
名所編 山形県の南部にある米沢市は、東に奥羽山脈、南に吾妻連峰、西に飯豊連峰と2000m級の山
-
-
名所に出会う旅>岩手県県南部
岩手県県南部の地域は、世界遺産「平泉」をはじめ、宮沢賢治ゆかりの花巻市、「遠野物語」で知られる民
-
-
名所・グルメに出会う旅>秋田県仙北市
名所編 秋田県仙北市と言えば、田沢湖地域、城下町として発展してきた角館地域、乳頭温泉地域など、
-
-
名所・グルメに出会う旅>福島県会津若松市
名所編 東北の最南端にある福島県には、会津二十三万石の城下町として栄えた会津若松。 会津の名
-
-
究極に癒されるお宿、里山十帖
忙しくてストレスフルな日々を送っている…。 癒されたい!リラックスしたい!という人に、心の底か