【ミャンマー】もうすぐ世界遺産認定?今行くべきバガン
公開日:
:
最終更新日:2019/11/10
アジア
ミャンマーの首都はネピドー、経済的な首都はヤンゴンですが、日本人に一番人気なのはマンダレーではないでしょうか。
大きなスーパーもあり、レストランも多く、長期滞在する欧米人観光客もたくさんいます。
今回はマンダレーからバスで行ける街、バガンをご紹介します。
目次
バガンとは
バガンとはカンボジアのアンコール・ワット、インドネシアのボロブドゥールと並ぶ、世界三大仏教遺跡のひとつです。
ニャンウー、ニューバガン、オールドバガンの3つのエリアに分かれていて、ニャンウーは空港のある街、ニューバガンは高級ホテルや新しいホテルが立ち並ぶ街、オールドバガンは遺跡群の周りに安いゲストハウスが並んでいます。
マンダレーからバスで行くと約5時間。時間がない方はマンダレーやヤンゴンから飛行機で行くこともできますが、ミャンマーの国内線は遅延や欠航が多いので、むしろ遅くなる可能性もあります。
マンダレーからバガンへ
朝8時半発のバスでマンダレーからバガンへ。バスチケットは前日までにホテルや旅行代理店で予約してください。
同じバスですが、ホテルで予約すると高く、安いゲストハウスで予約すると安く購入することができます。
バス会社が複数ある場合はOKバスが一番有名で大手なので、そちらをおすすめします。
マンダレーからバガンまではバスで約5時間。途中2回の休憩をはさんで、バガンで予約しているホテル前まで送ってもらえます。
バガンは街全体が観光エリアとなっているので、バガンエリアに入るとバスがいったん停車します。
ここで係員がバスに乗ってきて、バガン入域料ひとり25,000チャット(2019年1月現在)を支払います。
バガン内の移動手段はEバイク
宿泊エリアはニャンウー、ニューバガン、オールドバガンの3ヶ所ですが、ニューバガンかオールドバガンが便利です。
バガンは小さい街で、移動手段はレンタルEバイクが主流なので、どちらに泊まっても移動は簡単です。
レンタルEバイクショップはいたるところにあり、少々高くても信頼できそうなお店で借りましょう。
ライトがつくか、バッテリーが満タンになっているか、タイヤの空気は大丈夫かをチェックして、半日もしくは1日単位で借ります。
バガンは似たような遺跡が多いので、現在地がどこか見失いがちです。
紙の地図はあまり役に立たず、Google Mapをフルに使用することになるので、バッテリー切れに備えてパワーバンクを持って行くと安心です。
Eバイクで遺跡めぐり
ほとんどの観光客がEバイクで観光していて、トゥクトゥクをチャーターしている人は少数ですが、3人以上だったらトゥクトゥクの方が楽でしょう。
また、少々高いですが、馬車もチャーターできるので、半日は馬車で、半日はEバイクで、と分けて観光するのも良いですね。
遺跡は近くから見た方が感動するものと、遠くから見た方が素晴らしいものと、両方ありますが、どちらもフォトジェニックです。
バガンのガイド少年
Eバイクで観光していると、バイク(Eバイクではない)に乗った地元の少年が近づいてきて「眺めがいい場所に案内するよ!」「サンセットが見える場所を教えるよ」と言ってくることがあります。
料金を聞くと「5,000チャット(約370円)」とミャンマーにしては高額な値段を要求するので、2,000チャットまでは値切れます。
しかし、これが彼らの罠。
最初は少しだけ小高い、眺めのいい場所につれて行って「もっと高くて見晴らしがいいところがあるから、あと3,000チャットくれたら案内する」と言うのです。
バガンでは転落事故防止と遺跡の劣化を防ぐために、ほとんどの遺跡は上ることが禁止されています。
上ることができる遺跡を知っているのは地元の人だけですが、それでもバガン ビューイングタワーからの眺めにはかなわないので、遺跡を見渡せる場所に行くとしたら、迷わずバガン ビューイングタワーに行きましょう。
バガン ビューイングタワー
バガンで唯一の高い建物です。ニューバガンからはかなり遠いですが、Eバイクで周りの景色を楽しみながら行ってください。
入口を入ってすぐのところで機織りをやっています。
この機織り機は、東南アジアにしては少し珍しいタイプで、横糸の通し方がかなり変わっています。
1階で入場料5ドル(2019年1月現在)を払って、エレベーターでラウンジへ。
まずはここでウェルカムドリンクをいただきます。
ここは早朝から営業していて、朝食がお手頃なお値段なので、朝イチで行って、ここからバガンの全景を眺めながら食事をしても良いですね。
なお、ラウンジの端にあるドアを出ると階段があって、そこからの眺めは、遺跡が近くに見えるので、展望フロアへ行く前に寄ってみてください。
ラウンジからエレベーターで展望フロアへ行きます。
さすがバガン一の高さだけあって、絶景です。
サンセットポイント
前述したように、高い遺跡の上から夕日を眺めることは難しいので、川に沈む夕日を堪能することをおすすめします。
ニューバガンの近くのSi Thu レストランは団体客御用達で、団体客とぶつかると非常に混雑しますが、日没の時間には団体客は帰っていることが多いです。
ビューポイントだけに、食事は高いですが、シェイクは美味しくて安いので、ここでゆっくりと川に沈む夕日を眺めましょう。
バガンでの食事
バガンでクチコミ評価の高いレストランはベジタリアンレストランが多く、欧米のナチュラリストに人気がある街だということが分かります。
滞在期間中、一度はベジタリアンレストランに行ってみてはいかがでしょう。
意外とボリュームがあり、ベジタリアンに対する考え方が変わるかもしれません。
なお、バガンは観光地なので、ミャンマーの他のエリアと比べると少々物価は高めです。
とは言え、画像のナスのカレーとライスとアイスコーヒーで5,500チャット(約410円)です。
レストランではお通しにポテトチップスやピーナツが出ることが多いです。
マフィアがご本尊?ポッパ山へ
バガンの街のいたるところに旅行会社があって、半日ポッパ山ツアーを取り扱っています。
料金はお店によって違いますが、だいたい10,000チャット(約750円)と、リーズナブルなので、時間があったらぜひ参加してみましょう。
このツアーに申し込む時に、マンダレーに戻るバスのチケットも一緒に買っておくと便利です。
ポッパ山に行く日は朝9時前後にホテルにお迎えに来てもらって、バスかバンでポッパ山に向かいます。
途中でヤシ砂糖を作っている工房に寄って休憩と見学をして、ポッパ山まで1時間半くらいです。
ポッパ山に到着。どうしてこんな所に寺院を作ろうと思ったんだろう!?と驚くこと間違いなし。
お寺の入口までバスで行き、お土産屋さんが並んでいるエリアを通り抜けます。
そしてお土産屋さんが途切れたところからは、寺院内になるので、靴を脱いで裸足で階段を上がります。
階段はサルのおしっこで濡れているので、ウェットティッシュを持って行って、帰りにはしっかり足を拭きましょう。
こちらがこの寺院を建てた方。マフィアのような組織のボスで、改心して出家して、今まで稼いだお金でこの立派な寺院を建てたそうです。
ですので、この人の像があちこちにあります。
日本のお寺ではありえない、ユーモラスなお寺です。もともと寺院は、高僧や王室が建てることが多く、改心したマフィアが建てたお寺というのは、ここくらいではないでしょうか。
ある程度見学したらバスに戻り、全員集合したらバガンに帰ります。
帰りは休憩なしなので、1時間弱でホテルに戻ることができます。
翌日はバスでマンダレーに戻ります。朝8時半のバスに乗ると、途中2回の休憩をはさんで13時半頃にはマンダレーのホテルに到着できます。
そこからマンダレー観光をするも良し、ギリギリまでバガン観光をして、最終便でマンダレーに戻っても良し。
バスはハイシーズンなら1日6便くらい出ているので、好きな時間帯のバスで帰ることができます。
行くなら今!世界遺産登録目前のバガン
途上国を旅行するのはインフラ面が心配ですが、ミャンマーのマンダレーとバガンは古くから観光地として発展してきた街なので、個人で行っても困ることは特にありません。
バガンは2019年中に世界遺産に登録されるのでは、と言われているので、登録後は入域料が値上がりするかもしれません。ぜひ今のうちに行ってみてください。
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