名所・グルメに出会う旅>佐賀県佐賀市

公開日: : 最終更新日:2017/07/28 九州地方

名所編

260年続いた鍋島藩の城下町である佐賀県は、長崎街道の主要な拠点として繁栄し、現在でも古い商家の家屋が所々に残る街並みがあります。
まずは、11代続いた鍋島家の居城、佐賀城跡をご紹介していきます。

五層の天守閣を持っていた佐賀城

佐賀城は五層の天守閣を持つ名城で、佐賀城は、慶長7年(1602年)に村中城を、鍋島直茂が接収してから拡張していった城です。
特徴である五層の天守や幅80メートル近くある内堀は、その頃の城としては壮大な規模を誇ったと言われています。

しかし、享保11年(1726年)には火災に見舞われ、本丸建造物の大半を焼失してしまい、平城となりました。
明治7年(1874年)に勃発した佐賀の乱では、ほとんどが炎上してしまい、濠の一部と城門だけの姿となり、堀が土塁で築かれているため、その有り様がまるで植物の中に沈んでいるように見えることから「沈み城」と言われるようになったそうです。

佐賀の歴史を学ぶなら、佐賀城本丸歴史館へ

佐賀県では、佐賀の歴史を語り継ぐために幕末期の本丸御殿を部分的に復元した歴史博物館を建てました。
博物館の回りに、天保9年(1838)当時の姿のままの国の重要文化財である「城門(鯱の門)」や天守台、堀などありますので、それらを見ながらリアルな佐賀城の歴史を体感することができます。

◆ 佐賀城本丸歴史館
◆ 公式サイトURL:http://saga-museum.jp/sagajou/

癒しを体感するパワースポット「肥前大和巨石パーク」

JR「佐賀駅」からバス約25分「下田」下車すると、巨石群「肥前大和巨石パーク」があります。
神秘的な古代のロマンを感じさせる巨石群は、肥前一の宮として栄えた與土日女(よどひめ)神社のご神体と考えられています。
実際のそのパワーによって、様々な奇跡や不思議な体験をしたという人が、数多く存在するとも言われています。

置かれている石は、人間の背丈をはるかに上回る大きさで、標高200~350メートルのエリアに巨石が17基も点在しています。
木の葉や根が地表を覆うような登山道を進むと、巨石群最初の石である「神頭石(じとうせき)」に出会います。

その形が、神様の頭に似ていることから「神頭石」と名付けられたそうで、眺めているとなにやら人の顔、はたまた猿にも見えてくると言われる不思議な石です。
巨石群の中で最大級は「屏風石」という巨石です。
高さ9.69メートル、幅10メートルのというビッグサイズです。
そびえ立っているその様子が、大きな屏風のように立っているところからこの名前がついています。

その他にも「造化大明神」「蛙石」「兜石」「烏帽子石」と呼ばれる石があり、ちょっと外れたところにある「誕生石」には、万物がこの石から生まれたと伝えられているそうです。
中でもパワーを感じる「天の岩門(あまのいわと)」と言う巨石は、高千穂の天の岩門に似ていることから名づけられ、積み重なった巨石の間から漂う風が、神々しい雰囲気に周囲を包みこんでいく感じがするそうです。
自然が生み出した巨石に触れながら、自然のパワーを体感できる名所「肥前大和巨石パーク」のご紹介でした。

グルメ編

佐賀県は、玄界灘と有明海からの海の恵みの恩恵を受けた美味しい逸品があります。
今回は、その幸を活かした郷土料理のご紹介です。

職人の早業がつくる旨みの宝庫「呼子イカの活き造り」

イカ一杯をさばく時間は、たったの30秒!?という早業が光る「呼子いかの活きづくり」は、佐賀県唐津市呼子町の郷土料理です。
玄界灘、呼子のイカを素早く活き造りにしたものを「呼子イカの活き造り」と言います。素早く捌くことで、新鮮さが保たれて一般的にはイカの刺身が、透明でみずみずしく出来上がる。呼子町では活きづくりの他にもイカ飯、イカの卵味噌汁など様々なイカ料理が楽しめる。

海水を引き入れた生簀で泳いでいる生きたイカを取り出し、わずか数分で裁き皿に盛るので、皿の模様が見えるほどイカの身は無色透明で透き通っています。
活き造りのイカは、歯ごたえ抜群のコリコリッとした味わいです。

有明海の山の幸、海の幸が彩る「須古寿司」

ムツゴロウを使った華やかな伝統料理「須古寿司」は、佐賀県杵島郡白石町須古地区の郷土料理です。
もち米を1割ほど入れて炊いた須古米で酢飯をつくり、寿司飯を浅めの「もろぶた」と呼ばれる木の箱に詰めていきます。

詰められた酢飯を正方形に切り分けて、その寿司飯の上ムツゴロウの甘露煮、海老、錦糸玉子、ごぼうのささがき、かまぼこ、奈良漬け、田麩、紅しょうがなどの具材を盛りつけていきます。
もろぶたの中で切り分けられたその様は、田んぼを表していると言われています。
須古地区に広がる美しい田園風景のようです。

「須子寿司」は、その昔須古の領民が領主へ感謝の心を込めて「寿司」をつくって、献上したのがはじまりといわれています。
その後、500年以上も継承されてきた伝統的な家庭料理で、現在でも祭りや祝事には欠かせない家庭料理となっています。

軟骨のコリコリとした食感が堪らない、お酒にぴったりな逸品「松浦漬け」

「松浦漬け」は、別名で「玄海漬」とも呼ばれる甘く調味された酒粕の特有な風味が香る酒のつまみです。捕鯨基地だった呼子の待ちで生み出された珍味です。その製法は、鯨の上あご(鼻筋)の軟骨「かぶら骨」を、細く刻んで水にさらし脂を抜いた後に甘い酒粕に漬け込んでつくる、呼子の名物です。軟骨独特のコリコリとした食感と酒粕の芳醇な香りが人気の秘密で、伝統の製法で作られてきました。

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