名所・グルメに出会う旅>三重県松阪市

公開日: : 最終更新日:2017/07/22 中部・東海地方

名所編

三重県松阪市は、戦国武将の蒲生氏郷によって開かれた城下町で、国学者の本居宣長、日本の代表的商人といわれた三井高利などの偉人を生み出した町でもあります。
街全体がノスタルジックな歴史や文化の香りがただよう風景が残っています。

松坂城の良さは、石垣で。

江戸時代には、和歌山街道と伊勢街道とが合流する場所であった「松阪」は、城下町でありながら宿場町としても栄えました。
松坂城は1588年に蒲生氏郷が築城し、現在は石垣のみ残された城跡で周辺は松坂公園となっています。
当時の面影はほとんどありませんが、「野面積み(のづらづみ)」と呼ばれる自然石をそのまま積み上げる石垣の伝統的な手法が見られます。

その他にも、本丸角の石垣の角の石は長辺と短辺が交互になるように積み重ねられている「算木積み」と呼ばれる強固な工法を用いて積み上げています。
野面積みという丸い石と、The算木積みという四角い石のコントラストがいいまとまりがあり、かなりのこだわりを持って造り上げられた石垣のように思えます。
城は無くとも、数々の石垣を見るだけでも訪れる価値を感じられることと思います。

松坂公園内の建造物「本居宣長旧宅と記念館」

公園内には、江戸時代に医師として、そして国学者として生きた本居宣長が暮らした「本居宣長旧宅(鈴屋」があります。
宣長が医療活動をした「店の間」に「仏間」、また講釈や歌会に使用した書斎であった「奥の間」など、1階にある部屋へは旧宅に上がり込み見学できるようになっています。
また、公園内の「本居宣長記念館」には、本居宣長の自筆稿本や自愛の品など、およそ16,000点が収蔵されており、旧宅と併せて見学することで、本居宣長の12歳から72歳までの生涯を見て感じ取ることができます。

そして公園内にあるもうひとつの見所は、江戸時代末期の武士の住宅「御城番屋敷」です。
この住宅は、江戸末期に紀州藩士が松坂城警護のため移り住んだそうです。
屋敷は、小路を挟んで主屋2棟・前庭・畑・南竜神社・土蔵があり、周囲に槇垣が張り巡らされています。
その雰囲気は、まさに江戸時代にいるかのようなイメージです。

今でも、暮らしをここで営まれている人もいるそうです。
西棟北端の一軒は、国指定重要文化財として内部を公開しており、貴重な建築物群ですので一見の価値があると思います。
幾重にも築き上げられた石垣や公園内の施設巡りを一日かけてゆっくりと楽しむのも素敵な時間の過ごし方かと思います。

◆ 「本居宣長記念館」
◆ 公式サイトURL:http://www.norinagakinenkan.com/
◆ 開館時間 午前9時から午後4時30分
◆ 休館日 月曜日・年末年始休館
◆ 入館料 本居宣長記念館・旧宅(共通)大人400円

グルメ編

三重県松阪市、松阪と言えば高級和牛の代名詞的存在「松阪牛」は有名です。
松阪市内には、松阪牛のすき焼き店、ステーキ店、焼き肉店が数多く営業していますが、
今回は趣向を変えて、ひと味違う逸品のご紹介です。

ホルモンも松阪牛ブランドで舌鼓を打つ

松阪だからこそ、安くておいしい牛のホルモンが食べられるわけなのです。
実は、松阪の駅前にはすき焼き屋さん、ステーキ屋さんにならび、ホルモンの専門店も

建ち並び、ホルモンを提供する焼き肉店が街中には数多くあります。
松阪牛のホルモンですから、当然美味しくそしてお値段も安めですので、人気があります。基本、ホルモンは味噌ダレにつけ焼きます。
焼き肉店として有名な「一升びん本店」では、A-5ランクの松阪牛とそのホルモンが食べられますので、とても人気あるお店です。

松阪は牛以外にも、鶏焼き肉も名物!!

実は、松阪は牛だけではなく鶏肉も名物なのです。
松阪牛の地元とは言え、やはり松阪牛の値段はそこそこ高いわけです。

しょっちゅうは口にできないので、松阪牛の代わりの肉系のメニューとして地元で人気があるのが「鶏焼き肉」です。
「鶏焼き肉」なら、安くカロリーも低めなことから、松阪の鶏焼き肉は庶民のご馳走なのです。

味付けは、松阪地方に100年以上も前から伝わる「豆味噌(赤味噌)」を中心とした味噌風味の味付けです。
鶏焼き肉は、甘辛の濃い味噌ダレを肉にからめて網で、油を落としながら焼いていきます。
味噌の香ばしい香りが焼き目から立ち上がり、とても食欲を駆り立ててくれます。

松阪市飯高に古くから伝わるお菓子「でんがら」とは?

「でんがら」は、田植えなど農作業が途中休憩に食べる、各農家自作の「野あがり餅」と呼ばれる松阪(香肌峡)の地域に根付いているお菓子です。

この「野あがり餅」は、ほう葉を使って餡をくるんだ餅を四角く包み、棕櫚(シュロ)の紐で田の字型に括り蒸し上げてつくります。
蒸しあがった饅頭には、でん(田)の、がら(柄)に付くことから「でんがら」と名付けられたそうです。

香肌峡の名産品として、飯高にではお土産としても売られています。
素朴な優しい甘さで、「でんがら」の餡はこしあん、粒あんの2種類から選べます。

また、飯高では古くから地元の人に愛されてきた手作りお菓子「だらやき」というお菓子もあります。
ヨモギを練りこんだホットケーキのような形をしているもので、イメージ的には「どら焼き」のような感じのモノです。

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