名所・グルメに出会う旅>沖縄県

公開日: : 最終更新日:2018/04/09 九州地方

名所編

沖縄本島には、琉球王国時代の面影が残る場所がいくつもあります。
中国と日本の文化の影響を受けながら、独自の文化を築き発展した琉球王国。

その歴史と文化を象徴する「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」が、2000年12月に世界遺産に登録されました。
今回は、その世界遺産である首里城、今帰仁城とパワースポットも言われる御嶽(うたき)のご紹介です。

琉球王国を垣間見る那覇の見所「首里城跡」

沖縄は、およそ140年前まで琉球王国として発展していました。
首里城は、琉球王国の国王の居城であり、政治の中心となる場所でもありました。

1992年に国営公園として城を復元し、2000年に首里城跡は世界遺産に登録されました。

約500年にわたり、琉球王国の居城として存在していた首里城は、中国と日本の両国の文化的影響を受けた琉球装飾によって建造されました。

正殿は、木造の三階建の造りで、中国の宮廷建築と日本の建築様式を取り入れた琉球王国独特の装飾が施され建造されています。

正殿の一階が「下庫理(しちゃぐい)」と呼ばれる場所で、国王が政治や儀式を執り行った場所です。二階は「大庫理(うふぐい)」と呼び、国王と親族・女官たちが儀式を行った場所とされており、南殿と正殿には美術工芸品の展示物が多く飾られています。

堅牢な城壁で守られていた今帰仁グスク

沖縄本島の北部に位置する国頭郡今帰仁村に、今帰仁城跡(なきじんぐすくあと)という城趾があります。
今帰仁城は、琉球王国統一以前の時代、本島北部から奄美諸島にその勢力をもたらしていた北山の国王、北山王(ほくざんおう)の居城でした。

城は、高台に築かれており当時の敷地面積はおよそ4ヘクタールで、首里城に匹敵する面積を誇っていたそうです。
石を積み上げた造りの城壁が、城を囲むように1.5キロほど続いています。

高台の城壁からの眺めは、コバルトブルーに輝く沖縄の海が広がっています。

世界遺産のパワースポット斎場御嶽(せーふぁうたき)

斎場御嶽は世界遺産であり、多くの観光客がパワースポットとして訪れています。
斎場御嶽では、琉球王朝時代に祭事が行われた聖地であり、その当時から祈りの場でもありました。

沖縄には琉球の創世神話に登場する7つの御嶽があり、斎場御嶽はその中で一番各上の存在です。
生命力豊かな樹々が茂り、敷地内を歩いていくと静寂な時が流れているような印象を受けます。

その静けさの空間に、吹き抜ける風木々の葉の隙間から差し込んできる陽の光りは、神々しさを感じます。
斎場御嶽に佇み陽に当たると、気分がほっとしてきます。
まさに聖地で、紙に守られていることを実感してしまいます。

グルメ編

沖縄料理は、地産地消を心がける気持ちのこもった料理です。
沖縄の方言で、薬になるという意味で「クスイムン」という言葉で医食同源の考え方を表したメニューも豊富です。
沖縄料理の定番と言えば、ゴーヤチャンプルー、ラフテー、ミミガー、テビチなどではないでしょうか?

沖縄料理の味付けの基本は、沖縄では鰹漁が盛んで良く獲れることから、ほとんどの料理の出汁にカツオを多く使っていることです。

鰹の出汁で細く切った昆布と肉と炒め煮込んだ「クーブイリチー(クーブ=昆布)(イリチー=炒める)」は、昆布のやわらかな味わいが格別な美味しい逸品です。

暑い夏定番の家庭料理「ナーベラーンブシー」

沖縄の夏野菜の代表格は「ナーベラー=食用のヘチマ」です。
そのヘチマと、豚肉を味噌で煮込んだ料理が「ナーベラーンブシー」。

「ンブシー」とは、具が多い味噌煮込みのことで、島豆腐やポーク(スパム)と一緒に、じっくりと煮込みます。
ナーベラーのとろっとした独特の食感と、甘めの味噌味が食欲をそそりご飯がすすむ料理です。

作り方は、とても簡単です。
ヘチマを厚み1センチくらいのの輪切りにして、豆腐はざっくりと大きめに、ポークは短冊に切ります。

あとは、フライパンに油を引きポークを炒め、ポークが油を出し始めたらそこへ豆腐を投入して、軽くきつね色がつくまで中火で炒めます。

その後、ヘチマを入れて強火で炒め、ヘチマがしんなりとしてきたところで、鰹出汁に味噌を溶いて入れて少しとろっとするまで煮込んだら出来上がりです。

沖縄伝統料理栄養豊富な「中身汁」

「中身汁」は、豚の内臓(中身)を鰹出汁と醤油と塩で仕上げる煮込み料理です。
沖縄方言で「ナカミヌウシームン」と呼ばれる逸品です。

古来、伝統料理として慶事や正月などに縁起料理として供されており、現在でも家庭料理として定番です。
味は、内臓を使用していますが、あっさり系のすまし汁仕立てで仕上がっていて、生姜や葱などの薬味と一緒に食べます。
中身汁は、滋養強壮に良く定食のおかずや沖縄そばにのせて食べたりします。

パパイヤの歯ごたえが旨い「パパイヤイリチー」

フルーツとして甘く美味しいパパイヤを青い状態の熟す前に食べてしまうのが、パパイヤを千切りにして、豚肉、にんじんを一緒に炒めた料理「パパイヤイリチー」です。

豚肉以外にツナを使う場合もあり、パパイヤ料理としては最もポピュラーなもので、沖縄の家庭料理のひとつです。

パパイヤは、脂肪やたんぱく質を分解する作用があり、ビタミンAやカリウムを豊富に含み、消化吸収を助けて、疲労回復を促す作用もある健康食材です。

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