日本三大朝市>輪島朝市、宮川朝市、勝浦朝市
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最終更新日:2016/08/10
祭り
朝市とは、特定の日の早朝に開催される定期市のことをいいます。野菜や魚介類などが販売され、多くは大通りや広場など、人が集まるところで行われます。
こうした朝市は、古くから続くものと近年になりイベントとして開催されているものがあります。とくに、歴史ある朝市については非常に古くから続いているものが多く、それらの中でもとくに古いものが日本三大朝市と呼ばれています。
輪島朝市(石川県輪島市)
輪島朝市(わじまあさいち)は、石川県輪島市で開催されている朝市です。この朝市は神社の例祭日などに集まって物々交換をしていたのがはじまりとされています。室町時代になると毎月4と9のつく日の開催となり、明治時代以降は毎日開催となり現代に至ります。いまでは市が常設化されているため、開催場所は朝市通りと呼ばれる商店街となっています。
宮川朝市(岐阜県高山市)
宮川朝市(みやがわあさいち)は、岐阜県高山市下三之町の路上、通称・朝市通りで開催される朝市です。宮川朝市の名は、朝市通りが宮川(神通川)沿いにあるためについたもので、ほかにも高山朝市、飛騨高山朝市と呼ばれています。飛騨高山宮川朝市協同組合により毎日開催され、名産品や新鮮な野菜、雑貨などが販売されます。高山市の観光名所のひとつですが、観光客だけでなく地元の利用者も多く訪れます。
宮川朝市の起源は江戸時代からという記録が残っています。1953年に現在の開催地に移転し、現在のかたちとなりました。天候などによるものの、ほぼ年中無休の開催となっています。
勝浦朝市(千葉県勝浦市)
勝浦朝市(かつうらあさいち)は、千葉県勝浦市で開催される朝市です。毎月1〜15日は下本町朝市通りで午前6〜11時ごろまで、16〜月末までは中本町朝市通りでの開催となり、毎週水曜日と6月第1火曜日、1月1日は定休日となっています。
勝浦朝市の起源は、1591年に勝浦城主・植村泰忠が農水産物交換のために開設したものと伝えられています。
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