キューバに久々に来て思う事
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最終更新日:2016/08/09
南アメリカ
キューバに来ている。この国は世界でもかなり少なくなった共産主義国で、未だに共産主義を実現している。実際、ここで生活している人達は教育はタダ、医療もタダ、食料は配給で安く食料が配られる。
実際、外国から見るキューバは明るい国民性も手伝って医療は充実していていくつかのリサーチを見ても幸福度が高い国として良いイメージがある。
しかし実際にこの国を見るとそうとは感じない。実際に家族がもらえる配給はかなり少なく、スーパーや雑貨屋に行っても現地の給料で買えるものはほとんど無いことに気付かされる。
観光客のいる高級ホテルが集まったエリアではある程度のものはスーパーで揃うのだが、それでも全くと言っていいほど商品の種類がない。ティーバッグのお茶を買おうにもあるのはカモミールティーと、高麗人蔘の入ったお茶の2つだけ。紅茶すら簡単には手に入らない。今では世界どこでも売っているはずの醤油は全く目にしないし、缶詰の野菜、フルーツなどもほとんどない。現地で配給される給料では到底足りないため、みな副収入を求めて別の仕事をしている。
もちろんサービスに関しても同じだ。どの仕事も公務員がやっているため、良いサービスを提供しても給料は同じだ。そのため、みんなやる気が感じられない。
ただし暗いニュースばかりではない。4年前にもキューバに来たのだが、その時に比べて若干ではあるが土産物の種類が増えたように感じる。またスマートフォンを持っている人を多く見るようになった、それにインターネットが通じる場所が少しずつ増えてきているのは光明だ。インターネット自体のスピードもだいぶ速くなった。
アメリカとの国交回復も果たしたキューバ。この最後に残る共産国のひとつであるキューバが資本主義的思想になってしまうのは悲しいことではあるが、やはり現地の辛い生活を見ていると自由で幸福になってほしいと思うのは私だけではないだろう。
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