日本三大聖天>妻沼聖天山、足柄山聖天堂、待乳山聖天
公開日:
:
最終更新日:2016/09/07
神社・仏閣
日本には多くの「日本三大○○」があります。
日本三大聖天もあり、埼玉県吾妻町の「妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)」、静岡県小山町の「足柄聖天堂(あしがらしょうでんどう)」、東京の「待乳山聖天(まつちやましょうでん)」が日本三大聖天として名前があがります。
なお、聖天は「しょうでん」と読み、歓喜天(かんぎてん)ともいって、象頭人身の仏法守護神のことをいいます。
埼玉県吾妻町・妻沼聖天山
妻沼聖天山歓喜院(かんぎいん)は、高野山真言宗の仏教寺院です。
2012年(平成24年)に本田の歓喜院聖天堂は国宝の指定を受けています。
日光東照宮を思わせるような精巧な装飾建築は「埼玉の小日光」と称されており、国宝の指定を受けたあとは「埼玉日光」と熊谷市で案内されるようになり、別名として呼ばれることが多くなっています。
起源は明確に示されていませんが、火事で消失した過去があり、現在ある聖天堂は再建されたもので、完成したのは1760年(宝暦10年)のことです。
静岡県小山町・足柄山聖天堂
大聖歓喜双身天を祀るお堂で、足柄峠にある関所跡の斜め向かいにあります。
本尊は等身大で高さ1.8メートルと巨大ですが、秘仏として扱われており、一般公開は行なわれていません。
鳥居は過去にあったものの、1999年(平成11年)に起こった災害により倒壊し、失われてしまっています。
なお、足柄山聖天堂の前には熊に乗っている金太郎の石像が設置されています。
東京・待乳山聖天
待乳山聖天の正式な名前は「本龍院(ほんりゅういん)」で、浅草名所七福神のうち毘沙門天が祀られています。
健康・良縁・夫婦和合・家庭円満のご利益があるとされている大根と、商売繁盛のご利益があるとされている巾着がシンボルで、さまざまな場所で大根と巾着が目に飛び込んできます。
本殿では大根をお供えすることが可能であり、お供え用の大根も販売されています。
また、例年1月には「大根まつり」が開催されています。
浅草駅から徒歩で行ける距離にあり、スカイツリーが見えるほか、境内には美しい日本庭園があり、多くの錦鯉が泳いでいる池もあります。
スポンサーリンク
関連記事
-
-
日本三大鳥居>伊勢神宮、厳島神社、春日大社
神社といえば、最も多くの人がイメージするのは鳥居ではないでしょうか。神社の社殿は時代や祀っている
-
-
日本三大八幡宮>鶴岡八幡宮、岩清水八幡宮、宇佐八幡宮
日本の神社のうち最大勢力は稲荷神社ですが、日本第2位となるのが八幡神社です。主に武家の崇敬を集め
-
-
日本三大長谷観音>秋田県・長谷寺(ちょうこくじ)、神奈川県・長谷寺(はせでら)、奈良県・長谷寺(はせでら) ?
日本国内には、長谷寺と書いて「ちょうこくじ」または「はせでら」と読む寺院がたくさんあります。同じ
-
-
日本三大天神>太宰府天満宮、北野天満宮、大生郷天満宮
天神は、日本でも人気のある神で、学問の神として菅原道真公を祭神としています。天神を祀る神社を天満宮と
-
-
日本三大名鐘>神護寺の鐘、平等院の鐘、園城寺(三井寺)の鐘
日本国内の三大○○には名鐘もあり、日本三大名鐘に入っているのは「神護寺(じんごじ)の鐘」「平等院
-
-
日本三大大仏>奈良の大仏、鎌倉大仏
日本国内には多くの仏像がありますが、そのなかでもサイズが大きなものを大仏といいます。大仏は大きい
-
-
日本三大稲荷>伏見稲荷大社、豊川稲荷、祐徳稲荷
日本には多くの神社がありますが、そのなかでも一大勢力となっているのが稲荷神社(いなりじんじゃ)で
-
-
日本三大熊野>熊野大社、熊野速玉大社、熊野那智神社
日本国内の各地には、熊野三山を大本とする熊野神社という神社が多数存在しています。熊野神社は山岳神
-
-
日本三大灯籠>南禅寺、熱田神宮、日光東照宮
日本国内には三大○○で括られているものがたくさんあります。 灯籠(とうろう)にも日本三大は存在
-
-
日本三大下り宮>草部吉見神社、一之宮貫前神社、鵜戸神宮
日本の神社は、鳥居をくぐったあとの参道が上り坂になっていることがほとんどで、少し高いところに本殿