名所・逸品に出会う旅>青森県青森市

公開日: : 最終更新日:2017/02/01 東北地方

名所編

その昔、青函トンネルが完成するまでは、青函連絡船の乗り場が青森にはありました。
今は、青森から北海道へは北海道新幹線が、新青森から新函館北斗間を結んでいます。
今回は、青函市内周辺の名所をご紹介していきます。

青森港を散策すれば、津軽海峡冬景色の世界を想い出す

青森市内をゆっくり散策するならば、まずは駅のすぐ近く青森港へ向かってみましょう。
青森港には、青函連絡船メモリアルシップ「八甲田丸」が停泊しています。
日本初の鉄道ミュージアムであるメモリアルシップ八甲田丸の館内には、昭和30年代の青森の風景がジオラマで再現されています。
その他には、「青函ワールド」、「操舵室」、「エンジンルーム」など、当時を知る人には思いで深いミュージアムだと思います。
施設内には「煙突展望台」があり、青森港を一望できるそのパノラマ感は絶景です。
次に湾沿いを歩き進むと、青森市文化観光交流施設「ねぶたの家 ワ・ラッセ」が見えてきます。
ねぶた祭の歴史や魅力をすべて紹介する夢の空間です。
館内2階の「ねぶたミュージアム」では、青森市民の伝統の祭り「ねぶた祭」の歴史を過去から現在にわたって紹介しています。
ねぶたの制作技術や作風、題材の移り変わりなどを紹介、ねぶたが青森の人々の心を繋ぐ絆となっているかを感じるミュージアムです。
また、祭本番に出陣した大型ねぶたの常設展示や、触ることができるパーツねぶた、ねぶた面など展示されています。
次は、少し足を伸ばしてみて、新青森駅から3キロほどの場所に位置する三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)へと向かいます。

江戸時代に存在が知られていた三内丸山遺跡

青森市南西部の八甲田山系からの緩やかな丘陵の先端に位置する三内丸山遺跡は、実は江戸時代から遺跡の存在が知られていました。
土偶が発見されたことが弘前藩の書類に克明に記されているそうです。
現在の発掘調査は1992年(平成4年)から始まり、これまでの発掘調査では竪穴住居跡、掘立柱建物跡、盛土、大人や子どもの墓などが発掘されました。
その他にも土器、石器、骨角器、木製品、土偶は約2,000点が出土しています。

遺跡から出土した約1700点の遺物を展示されている三内丸山遺跡の入り口に建つ「さんまるミュージアム」。
ミュージアムには、重要文化財の「クリの大型木柱」と「大型板状土偶」そして「ヒスイ製大珠」などが展示されています。
その他にも、縄文時代中期の三内丸山遺跡の復元模型も展示されていますので、この模型と実際の遺跡とを比較しながら、遺跡を見るのも楽しいでしょう。

●「三内丸山遺跡」公式ホームページ http://sannaimaruyama.pref.aomori.jp/

逸品編

青森の冬は寒さが厳しくなります。
その様なときには、やはり温まる料理が嬉しいですね。今回は、カラダも温まる美味しい郷土料理に一品をご紹介していきます。

魚の旨みをまるごと味わう冬の定番鍋「じゃっぱ汁」

青森の冬といえば、鱈が美味しい季節ですが、その鱈を使った鍋が「じゃっぱ汁」です。
じゃっぱとは鱈のアラの部分の呼び名で、鍋の中には白菜、大根、葱などの野菜と一緒に塩や味噌で煮込んで作るのが「じゃっぱ汁」。
寒さの厳しい青森の冬には、欠かせない代表的な郷土料理です。
栄養価が高く、寒い冬に体が温まるということから、家庭でも人気の定番料理となっています。
アラの旨みと野菜の甘みが渾然一体となった旨みの鍋です。

海の宝石とも呼ばれる贅を尽くした逸品「いちご煮」

青森の贅沢な郷土料理のひとつ「いちご煮」は、八戸の漁師さんがウニやアワビを貝殻にのせ海水で煮た料理がルーツだそうです。
大正時代に、その製法を料亭料理として、お椀にきれいに盛り付けて吸い物として、
供したことから現在の「いちご煮」となりました。
今でも、青森ではお正月やお祝いの席では欠かせないお吸い物として、人気の高い逸品です。
吸い物の乳白色の汁(潮汁)の中にあるウニの様子が、朝モヤに霞む野いちごのように見えることから、「いちご煮」という名がつけられたそうです。
芳醇な磯の香りの汁は、海の幸の旨みが椀の中に凝縮され、とても上品な味わいの逸品です。

B1グランプリの火付け役、青森ご当地グルメ「せんべい汁」

冬の寒いときに人気のある青森の郷土料理と言えば「せんべい汁」です。
鶏や豚で出汁を取り、牛蒡、人参、葱、キャベツ、きのこ類などの野菜に豆腐や麩も入れて醤油味で煮込みます。
仕上げは、小麦粉と塩で作った南部せんべいを割り入れて煮込んでいきます。
せんべいは、煮込むとパスタのアルデンテのようで、モチモチとした食感の美味しさがたまりません。
旨みが凝縮したスープの旨味を吸い込んだせんべいの食感を、冬の青森で是非味わってみてください。

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