名所・グルメに出会う旅>和歌山県紀北エリア高野山

公開日: : 最終更新日:2018/09/02 近畿地方

名所編

和歌山県の北部エリアを紀北地域と呼び、和歌山市や紀の川市、高野山エリアのご紹介をしていきます。

密教の道場を開くのにふさわしい地「高野山」を歩く

高野山は、平安時代に真言密教の開祖である弘法大師が開いた修行場です。
現在、世界遺産に登録され、2015年には高野山開創1200年を迎えました。

山内は「奥之院」と「壇上伽藍」を二大聖地としており、現在でも人々の信仰を多く集めています。

戦国武将ゆかりの寺、美しい庭や貴重な襖絵を観賞できる寺などいくつも特徴ある寺院がありますが、代表的な見どころスポットとして奥の院、霊宝館、金剛峯寺、壇上伽藍などがあります。

二大聖地のひとつ「奥の院」には弘法大師の御廟があり、樹齢数百年の杉木立に囲まれた参道を歩いて進みます。
参道には有名武将・諸大名の墓所や供養塔と遭遇しますが、これら墓碑が並んでいる理由は、弘法大師のおそばにいれば極楽住生できるという信仰心からだそうです。

奥の院へ近づく御廟橋の先は、弘法大師の霊域となることから写真撮影、飲食、喫煙、携帯電話、大声で話すことなど、すべてが禁止されていますのでお気を付けください。

奥の院の燈籠堂には、一万六千余りの燈籠がおさめられ、堂の正面には1000年以上燃え続ける「消えずの火」が光を放っています。

この燈籠堂の奥の地下には奉納された「燈籠」と「身代わり大師」があり、一番奥には大師様に一番近い場所となる祭壇があります。

高野山、二つ目の聖地「壇上伽藍[だんじょうがらん]」

壇上伽藍は、弘法大師が真言密教の根本道場を開くために、はじめに整備を着手した場所でもあります。

境内には根本大塔、金堂など19の建造物が建ち並んでおり、壇上伽藍の正面には持国天や広目天などの四天像が祀られている「中門」があります。

その他に見所の建造物は、国宝指定の仏堂「不動堂」、弘法大師が住まわれたとされる「御影堂」、819年に弘法大師が創建した「金堂」、高さ48.5メートルある高野山のシンボル、朱塗りの「根本大塔」などがあります。

真田丸、真田幸村父子の屋敷跡に建てられた「善名称院(別名真田庵)」

高野山に蟄居を命じられた真田父子は、高野山の麓の九度山町で生活をしていたと言われています。

幸村の父、真田昌幸は九度山にて亡くなり、幸村は父の供養のために森の中に宝篋印塔(ほうきょういんとう)を建てたそうです。

その後、大安上人がこの地へ訪れたときに、善名称院(真田庵)を建てたそうです。

この地は、春にはボタンが咲き誇り、現在行われる「真田まつり」では武者行列のゴール地点となっており、多くの人で賑わいをみせています。

境内の敷地内には、「真田宝物資料館」があり、父子の九度山での生活をテーマに、ゆかりの品や幸村が愛用したとされる槍先や鎧、武具や書状などが公開されています。

また、善名称院を建立した大安上人に関する資料なども展示されています。

グルメ編

和歌山県の北部エリアを紀北地域と呼び、和歌山市や紀の川市に高野山エリア他いくつかの自治体を含みます。

穏やかな黒潮の海や夕陽を眺める海エリアにはクエや伊勢エビ、あわび、四季折々の自然を満喫する山エリアにはボタン鍋や精進料理野菜を利用した郷土料理など、食の魅力も海に幸、山の幸とさまざま味わえる地域です。

1200年前に開かれた高野山の名物料理と言えば「精進料理」

弘法大師(空海)が、およそ1200年前に開いた高野山には、真言宗総本山・金剛峯寺の他、たくさんのお寺があります。

その地で、伝統的に名物料理として定着しているのが精進料理です。
寺で厳しい修行を続ける僧侶たちの食生活は、殺生戒の教えに基づいた料理、すなわち肉や魚介類を食べないことから生まれた精進料理が主体です。

料理を作るうえでの出汁や油にも純植物性にこだわり、調理法や食材にも工夫が凝らされています。

精進料理は、カロリーが低いこともあり近年は健康食としても、女性に人気の高い料理となっています。

高野山エリアの食事処では、季節毎の素材を使用し見た目にもきれいな彩を見せる精進料理を堪能できます。

その中の逸品「胡麻豆腐」は、弘法大師様ももたいそう気に入っておられたそうです。

工夫凝らした寿司の素材「柿の葉寿司」 

海の幸に恵まれている和歌山県紀北エリアではありますが、山間部の紀の川の上流地域ではその昔、新鮮な生魚を手に入れることはなかなかできなかったようです。

そこで誕生したのが「柿の葉寿司」という薄くそいだ塩サバを一口大に握ったすし飯でした。

紀の川の特産品である柿の葉に包んで押しずしにするという方法を考え、柿の葉の香りづけとその保存性が高いと特徴を活かした一品料理となりました。

柿の葉寿司としては、一般的にサバを使用していましたが、現在ではサケなども使われるなど色々な具材を使用した柿の葉寿司があるようです。

関西名物ともいわれる大根の王様『紀州大根』を使用した「紀の川漬け」

あっさり薄味で仕上げた味覚の漬物、関西名物「紀の川漬」は、和歌山県紀北エリアの水はけの良い肥沃な土壌で育った紀州大根を使用しています。

この紀州大根は、肉質が柔らかく瑞々しい歯ごたえのある大根の王様と呼ばれるにふさわしい逸品なのです。

糖度の高い紀州大根を原料にした「紀の川漬け」は、皮を剥かずにそのまま塩漬けしてフスマの漬け床に漬け込んで作ります。

あっさり薄味で仕上げた大根漬の「紀の川漬け」は、美味しいと関西地区で評判になり、関西の問屋がこぞって紀の川漬を仕入れたことから、関西名物ともいわれているようです。

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