名所・グルメに出会う旅>奈良県奈良市

公開日: : 最終更新日:2017/04/18 近畿地方

名所編

遠く昔、いにしえの都、それは奈良。奈良市には多くの世界遺産があります。
観光客など多くの人々で賑わう奈良市は、情緒あるその風景に魅了されてしまう都市なのです。

奈良時代に平城京の守護と民の繁栄を願うために建てられ春日大社

768年に平城京を守るために創建されたた春日大社は、鮮やかな緑に囲まれた広大な敷地の中、朱色の王朝風の建物としてそびえ立ちます。
春日大社は、平成10年12月に「古都奈良の文化財」として、世界遺産に登録され、その他にも本殿を含めて27棟が国の重要文化財に指定されています。

大社への参道両側には石灯篭が建ち並び、社殿と回廊には釣灯篭が下がっています。
その灯籠の数はおよそ3,000基、室町時代以前の灯籠が多く保管され、その歴史的価値はかなり高いものです。
8月14、15日は、全ての灯篭を灯す「中元万灯籠(ちゅうげんまんとうろう)」という行事が行われ、灯りのともる様相は、まさに幻想的な世界へと見るものを誘います。

法隆寺 世界最古の木造建築と飛鳥仏に出会う

世界遺産に登録されている斑鳩(いかるが)の里にある法隆寺は、世界最古の木造建築として有名です。
聖徳太子が607年に開基された法隆寺は、推古天皇と聖徳太子が用明天皇の遺志を継がれて建立されたと伝わっています。
法隆寺は南大門という総門から入り、東側には夢殿を中心とした東院伽藍、西側にはご本尊を安置する聖なる金堂、32.5メートルの日本最古の五重塔を中心とする西院伽藍に分けられ、境内の広さは約18万7千平方メートルあります。

東大寺の境内は広く、大仏殿の大きさは世界最大級!!

若草山のふもとにある東大寺は、天平文化の象徴と言えるお寺で、世界最大の木造建築である大仏殿(東大寺金堂)に、素晴らしい彫像群が並んでいる法華堂、そして伝統行事である「お水取り」の舞台になっている二月堂など、広大な敷地に見所が満載です。
特に奈良のシンボルとも言われる大仏様、正式名称は「盧遮那仏(るしゃなぶつ)」が鎮座する大仏殿は圧巻で、間近で見るとその大きさに圧倒されます。
立派な姿の大仏様、そしてその他にも金剛力士像や彫像がおさめられている法華堂が大仏殿にはあります。

グルメ編

奈良県大和の地は、日本の歴史上最も早く「都」として発展した地域です。
だからこそ、古くから伝わる日本食の原点とも言える郷土料理が現存しています。

伊勢参りの人々が広めた三輪のご馳走

三輪そうめんは、細いけれどもコシがあり、のど越しも心地よい素麺の中の逸品です。
冬は温かくして「にゅうめん」で、夏は季節の具をのせて「冷やし素麺」にしていただきますが、その起源は千二百年近く遡るそうです。

日本最古の神社、三輪山の大神神社において、三輪族の氏上にも任ぜられた狭井久佐の次男穀主朝臣が民の救済を祈願し神の啓示により、肥沃な三輪の里で小麦を育て、粉に挽き湧き水でこね延ばして糸状にしたものが、そうめんの起源と伝えられています。
後に、お伊勢参りに訪れた人々がこの三輪素麺に魅了され、その製法を播州、小豆島、島原へと伝え、素麺はその各地の名産として日本を代表する伝統食となったそうです。

中国からきたシチューのような鍋『飛鳥鍋』

飛鳥鍋は、鶏ガラの味噌汁に牛乳を加えた鍋料理のことです。
具は、鶏肉、豆腐、野菜類、糸こんにゃくを入れ煮込み、それを卵に溶いて食べるそうですが、その発祥はその昔、唐の使者が乳製品を飛鳥の都に伝え、天皇をはじめ宮中で珍重されたのが始まりだそうです。
牛肉を使用していますので、煮れば煮るほどにコクが出てきて、とてもクリーミーな和風シチューのような味わいの郷土料理です。

寺の茶粥から始まった奈良茶飯

奈良茶飯とは、名前通り、奈良の寺でつくられていた茶粥が発祥のようです。
奈良の興福寺や東大寺などで、寺領から納められた上茶を煎じて、二番茶に塩を加えて米を炊き、一番茶に浸けて食べられていたそうです。
奈良茶飯は、米、炒り大豆に小豆、焼きかち栗、穀物、季節の野菜などを炊き込み、お茶をかけて食べます。

栗や小豆、大豆などの甘味が、もち米のモチモチ感と混ざり合い味わい深いご飯の旨みを感じることができます。
奈良茶飯は、江戸時代には、江戸や川崎に伝えられ庶民の間に広まり、川崎宿にあった「万年屋」は、「東海道中膝栗毛」に奈良茶飯を供したことで、有名店になったと言われています。

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