草津温泉と善光寺詣り
公開日:
:
最終更新日:2017/02/19
関東地方
私は、かつて30台の友人人と秋に、草津温泉と善光寺に行ってきました。
草津温泉は、日本武尊,行基、源頼朝が開いたともいわれています。
町全体が標高1200mの高い場所にあるので夏でも涼しいです。
草津温泉は、白根山から東へ流れる地下水と火山が出会って湧きました。
湧出量は直前の降水量に影響をうけます。
自然湧出量が32300?で、酸性度も強烈で、ph2.1です。
殺菌作用ががあります。
1円玉は、1週間で消滅し、皮膚は10分で完全滅菌されます。
皮膚の弱い人はひかえるようにします。
また、普通の石鹸で泡立たないので、中性の石鹸を使用します。
泉質は、硫化水素型,酸性低調性高温泉です。
神経痛、冷え性、動脈硬化などに効きます。
「湯畑」は草津のシンボルで毎分4600?の湧出量は、町一番の源泉です。
湯の花を沈殿させてとるための桶が並ぶ風景は独特です。
最後に滝となって落ちる所は「大滝の湯」と呼ばれています。
「大滝の湯」は日帰り温泉施設です。
「西の河原公園」は西側の荒れた地帯葉、公園で、遊歩道が整備されていて気軽に温泉が湧く様子を見ることができます。
かつて、町の西のはずれにあったのでこう呼ばれています。
大きく500㎡あり、園内に流れる湯川に沿って至るところから50度以上のお湯がふき出しています。
酸性のため草木河原に草木は育ちません。
その奥にある「ビジターセンター」では、草津の歴史や自然が紹介されています。
さらにその奥には、「西の河原露天風呂」があります。
毎分15000?湧出します。
「湯畑」と「西の河原公園」を結ぶ通りには、草津名物の饅頭の店をはじめお土産店が多くあります草津の食事は、料理で季節ごとの料理が楽しめます。
近くには,万座、尻焼,花やしき、川原湯,四万、沢渡温泉が車で1時間もかからない所にあります。
また、軽井沢、志賀高原にも短時間で行けます。
しかし、ある見学場所で、友人の一人が、バスの集合時間になっても戻ってきません。
あたりを探すと、まだ、館内を見学していました。
集合時間を勘違いしていたようです。
取り残されていたら、その友人は一人で帰宅しなければならず、大変なことになります。
時間を守らなくてはならないことは、旅行では欠くことが出来ないものだと実感しました。
次の日、長野県の善光寺に行きました。
善光寺は、一光三尊阿弥陀如来を本尊として祀る寺です。
一光三尊阿弥陀如来は、インドから朝鮮の百済に渡り、欽明天皇の5521年、日本に伝えられた日本さいこの仏像です。
廃仏派の物部氏にょつて捨てられましたが、本田善光がそれを信濃へもっていきました。
皇極天皇三年(644年)には勅願により伽藍が造営され、本田善光の名を取って「善光寺」と名付けられました。
創建以来十数回の火災に遭いましたが、その度ごとに、民衆の如来様をお慕いする心によって復興され、護持されてまいりました。
7世紀後半頃にはかなりの規模を持つ寺院がこの地に建立されていたことがわかってきました。
鎌倉時代には、浄土真宗の宗祖・親鸞聖人、時宗の宗祖・一遍上人なども善光寺に参拝し、ご仏徳を深く心底に感得されました。
戦国時代は戦乱の時代に巻き込まれ、荒廃を余儀なくされましたが、江戸幕府開府に伴い、徳川家康より寺領千石の寄進を受け、次第に復興を遂げて参りました。
創建以来1400年の古刹です。
現在のものは、1707年に再建された江戸中期を代表する寺院で国宝にもなっています。
続いて山門、経蔵などの伽藍が整えられました。
善光寺は江戸時代「一生に一度は善光寺詣り」と言われたほど人気がありました。
今日では、7年にⅠ度の「御開帳」が行われる丑年と未年におおくの参拝者が訪れます。
古来より当寺は「仏様と縁を結び極楽行きのお約束を頂くお寺」といわれており、57日間に及んだ本開帳中には国内外、老若男女を問わず673万余人の善男善女が当寺を訪れ仏様とご縁を結ばれました。
御開帳期間中に「前立御本尊の御参拝」や「回向柱・極楽の錠前に触れる」「御印文を頂戴する」など視覚・触覚などを通じて直に仏様とのご縁を感じるというのは私達の不安から生まれたものでしょう。
通常時の善光寺にも「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」など五感から仏様を感じていただける物が沢山ございます。
お越しになられます際には「観る」だけではなく体全体で仏様を感じて頂き、仏様とのご縁を再確認して頂ければ幸いです。
日本が仏教が諸派に分かれる以前からあった寺なので、宗派にかかわりなく、誰でも祈願でき、昔から女性でも参拝ができました。
山門はとても大きいです。
外陣まわりは、無料ですが、内陣まわりは、有料です。
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