忍野村周辺【富士山に出会う旅】

富士山へお出かけの際、是非立ち寄っていただきたいのが、忍野村です。その理由は、神々しい姿の富士山を四季の彩りで愛でることのできる場所だからなのです。
この地域は、昔ながらの富士の裾野の村の雰囲気を残している場所であり、忍野八海という富士山の湧水群があります。

透明度が素晴らしい忍野の湧水池

忍野村の湧水池群「忍野八海」は、富士山の雪解け水が湧き出た池のことですが、もともとは湖でした。
延歴19年（西暦800年）の富士山大噴火で、湖が分断されて山中湖と、忍野湖にわかれました。忍野湖は、富士山噴火活動期を経て、湖水が涸れてしまいます。そして、その代わりに富士山の伏流水に水源を発する湧水池が誕生し、忍野八海となっていきました。
名水100選にも選ばれるほど透明度が高い池の湧水は、陽の光に当たると青緑に輝くようにも見えます。
忍野八海には、富士信仰の人々にとって禊を行う場でもありました。
そういうことから、湧水のそばに立ちますと、神聖で神秘的な雰囲気が漂ってくるように感じることがあります。
10月中旬頃には、毎年富士山は冠雪し始めます。その冠雪した美しい姿を写真に撮りたいときに、忍野八海は撮影スポットとしておすすめしたい場所です。湧池の周辺には、水車小屋や古民家風の土産屋があり、昔風の風情のある富士山の写真を撮ることができます。

忍野村に富士山一望の新スポット

風情ある昔ながらの忍野村に、これまた昔感のあるアトラクション施設「忍野 しのびの里」があります。（料金：大人(中学生以上)800円、子ども(3歳以上)500円…庭園入園料・アトラクション1回利用券付き)
この「忍野 しのびの里」は、東京ドームの4倍の敷地の中に日本庭園と忍者アトラクション施設、レストラン、お茶処などが点在しています。
富士山を眺めながらゆっくりと庭園を散策しながら、疲れた足を園内の足湯でのんびりするのも癒やされます。
また、しのびの里のメインアトラクション「忍者からくり屋敷」で、迷路のような屋敷の構造を味わってみてください。
一部屋一部屋に摩訶不思議なからくりが施されており、大人も子供もワクワクしながら忍者屋敷の面白さを楽しむことが出来ます。
また、敷地内では手裏剣を使った修行体験ができる「忍野手裏剣道場」などもあり、忍者の世界の疑似体験が可能です。
富士山周辺にお出掛けの際は、いにしえの時代を感じる忍野村でタイムトリップをしてみませんか？