名所・グルメに出会う旅>埼玉県

公開日: : 最終更新日:2018/03/17 関東地方

名所編

埼玉県は、関東平野のほぼ中央に位置し、1都6県に囲まれている内陸県です。
東京に隣接し交通の利便性は高く、また様々な産業が集積している地域です。

その反面、山や川など自然環境にも恵まれており、歴史や昔からの文化の香りを感じるエリアでもあります。

情緒あふれる小江戸「川越」

川越の街のランドマークタワーとも言える「時の鐘」は、蔵造りの町並みと同じように城下街であった頃を感じさせるものです。
江戸時代初頭から、川越城下の町に時を告げてきた鐘つき堂であった「時の鐘」。
木造で3層のやぐら造り、堂の高さは約16メートルあります。

現在の建物は、1893(明治26)年の川越大火の直後に再建されたもので、毎日6:00、12:00、15:00、18:00と日に4回鐘が鳴り、川越の街中に時を告げています。

鐘の音色は「残したい日本の音風景100選(環境省)」に選定されており、小江戸川越の情緒を充分に感じさせてくれます。
蔵造りの町並みで、鐘の音を聞く旅もなかなか風情があってよいものです。

川越城の面影を見る「本丸御殿」

江戸時代17万石を誇った川越城の面影を残す本丸御殿は、1848(嘉永元)年に当時の藩主、松平斉典(なりつね)が造営したものの一部分の建物です。

江戸時代の川越城は、本丸、天神郭、二の丸、八幡郭、三の丸、富士見櫓を含む三つの櫓と十二の門から形成されていました。

総坪数は、堀と土塁を除いても四万六千坪(東京ドーム3.25個)という広大な敷地でした。
城内の本丸御殿は、16棟で1025坪(テニスコート6面分くらい)の規模を誇っていました。

現存している本丸御殿は、玄関と大広間と家老詰所だけとはいえ、室内には廊下が各部屋を取り囲み、中々の広さを感じます。

大広間には、松の絵の絵板戸や家老詰所には家老の人形が置かれ、当時の御殿内の武士たちのやりとりをイメージさせてくれます。

埼玉県が誇る魅惑の渓谷「長瀞」

埼玉県秩父の荒川の流れに沿った、幅80m長さ500mに渡って岩石が続く長瀞の岩畳。
長い年月をかけて、自然が作り込んだ岩の様々な造形美は、ついつい見とれてしまう迫力があります。
この岩畳を堪能するには、長瀞ライン下りがおすすめです。
親鼻橋から岩畳までのAコース(3km)と、岩畳から高砂橋までのBコース(3km)、AとBを合わせた全コース(6km)の3種類があります。
船を操る船頭さんの竿さばきに、プロの技の全てが結集しています。
長瀞ライン下りは、流れの速い場所では勢いのある水しぶきを上げ、川幅のある緩やかな流れではまったりとする、まさに長瀞を旅する醍醐味を感じさせてくれます。

グルメ編

埼玉県は、関東平野の中央に位置し、快晴日数が多く風水害が少ないなどが特徴である地域です。
ねぎやほうれん草、ブロッコリーなどの名産地でもある埼玉県の逸品をご紹介していきます。

うどん名産地の郷土料理「冷や汁うどん」

埼玉県は小麦の生産が盛んで、2016年は全国5位の生産量を誇ります。
県内各地域に名物うどんがあることからも埼玉県は、うどん県ともいえるようです。

加須市には「加須うどん」、川越市の「武蔵野うどん」、そして秩父市、加須市、川越市などでは「冷汁うどん」が有名です。

「冷汁」とは胡麻、味噌、砂糖、塩をすり鉢ですり潰し出汁で伸ばし、胡瓜の輪切りに茗荷や大葉などを入れた汁物のことです。
これをつけ汁として食べるうどんが「冷や汁うどん」です。

夏の暑くて食欲が無いときなど、手軽に栄養価の高い食べ方のできることから、暑い夏を乗り切る郷土料理として埼玉県に定着しています。

胡麻や味噌を擦り立てた汁で食べる事から、「冷や汁うどんは」は「すったて」又は「つったて」とも呼ばれています。

鮮やかな彩りの「かてめし」

「かてめし」は、米が貴重だった頃のそのかさ増しのために、ご飯の中に野菜の煮物を混ぜ混んだ秩父地方の郷土料理です。
「かて」とは秩父地方では、混ぜるという意味があり、季節や地域によって混ぜ込む野菜に特徴があります。

使用する具材は、主に大根、人参、ゴボウ、椎茸、タケノコ、コンニャク、そしてわらびやぜんまいなどの山菜に八ツ頭(芋)の茎を干した芋茎を水で戻したものなどをご飯に混ぜ込んで作ります。

炊き込みご飯のような見た目ですが、炊き上がった白飯に少々濃い目に味付けをした具材を混ぜ込んで完成させるの特徴です。

地元では、1月の山の神、ひなの節句、八十八夜、七夕さま、お盆の入りなどに行事食として食べている逸品です。

赤飯包み込む埼玉の和菓子「いがまんじゅう」

「いがまんじゅう」は饅頭の周りを赤飯で包んでいる和菓子です。

米の生産が少なく、小麦粉の生産が盛んな埼玉県では、赤飯を作るときにも貴重なもち米があまり使えないので、小麦粉を利用して饅頭を大きく作ったのが「いがまんじゅう」の始まりともいわれています。

「いがまんじゅう」の「いが」とは、赤飯の粒が栗の「いが」に似ている事から名付けらたそうです。

外側は、赤飯のおはぎのようで、中味は小麦のまんじゅうという赤飯の甘塩っぽいもちもちの食感、小麦まんじゅうの甘さが特徴の逸品和菓子です。

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