日本三大松>奥州日の出の松、羽衣の松、高砂の松
公開日:
:
最終更新日:2016/09/05
関東地方
松というと日本人にとってなじみ深い木ですが、松の名所として人気のスポットになっているところがあることをご存じでしょうか。
日本には多くの「日本三大○○」が存在していますが、松にも日本三大があるのです。
なお、日本三大に数えられるのは福島の「奥州日の出の松(おうしゅうひのでのまつ)」、静岡の「羽衣の松(はごろものまつ)」、兵庫の「高砂の松(たかさごのまつ)」です。
個々の松にどういった特徴があるのかを以下にまとめていますので、内容をチェックして魅力に感じた人は実際に行ってみてはいかがでしょうか。
福島県・奥州日の出の松
「安寿と厨子王の乳母の伝説」のなかに奥州日の出の松を切ったときの切り口から血が出たという話があり、もともとは「血の出松」と呼ばれていたものが、なまって「日乃出松」といわれるようになったという説があります。
曲り松としての優美さがあり、朝日をバックにしたときの姿が美しいということで、日本三大松のひとつに数えられていましたし、陸前浜街道の人気スポットになっていたのですが、いまは残念なことに台風の被害を受けたことが原因となってなくなってしまっています。
静岡県・羽衣の松
羽衣の松の名前は「羽衣伝説」が由来です。
現在の羽衣の松は3代目であり、2代目の松は2013年(平成25年)におよそ3メートルの幹を残して伐採されました。
羽衣の松は御穂神社(みほじんじゃ)の神体ですが、羽衣の松のとなりには御穂神社の離宮・羽車神社(はぐるまじんじゃ)が存在しています。
また、羽衣の松には元旦の朝、初日の出を目当てにたくさんの人が足を運ぶ人気のスポットになっています。
兵庫県・高砂の松
高砂の松は「高砂神社」の境内に行くと見られます。
高砂の松は根がひとつで雌雄の幹が左右にわかれている「相生(あいおい)の松」です。
また、高砂の松でいま残っているのは5代目のものですが、古い世代のもののうち、3代目に関しては高砂神社の霊松殿で保存されています。
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