コソボって知ってます?今後のコソボの発展から目が離せない
公開日:
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最終更新日:2016/09/03
ヨーロッパ
コソボと聞いて何を思い浮かべるだろうか。
だいたいの人はコソボ紛争という言葉を思い浮かべるだろう。
これは西側ヨーロッパでも同じで、フランスやドイツでコソボという事を聞くと
戦争をやっていて怖いというイメージだ。
なのであまり観光客は多くない。
現在のコソボという国は現在はとても平和な国になっている。
紛争が終わったのはもう10年以上前で、2008年に独立をしてからというもの、
開発が進められ、現在ではヨーロッパでも類を見ない大規模高層ビルが建てられていたり、
アメリカの出資による高速道路などの大規模インフラ建設が行われている。
空港も飛行機のハンガーを改造したような古い空港が長い間使われていたが、
去年よりトルコの会社によって新しい空港ターミナルが使われるようになった。
現在でもコソボは5000人規模の米軍が駐留している。
戦争が終わった今ではバルカン半島を監視する部隊として駐留を続けている。
今でもたまにセルビア系住民とアルバニア系住民の小競り合いが起きることがあるが、
国連軍やアメリカをはじめとする多国籍軍が駐留していることもあって、
大きな争いになることは全くといっていいほどない。
戦争が終わった国というのは日本やアメリカがそうであったようにベビーブームなどで若い人が多く、ヨーロッパでも有数の若年層を多く有する国として存在している。まだまだ失業率は高いが、将来的にはこの国は西側ヨーロッパに取り込まれ、クロアチアやスロベニアのような国になっていくのだと考えられる。
その点でこれだけ可能性のある国というのも珍しい。特にその立地のよさだけを考えても、陸路でイタリア、オーストリア、ドイツ、ギリシャ、トルコなどへのアクセスも抜群で投資に値する。
その安い人件費も手伝って、ヨーロッパの生産拠点として使われていくのも時間の問題かもしれない。なぜなら中国、トルコともに人件費の高騰には困っており、中国の企業ですらももっと安い国を探しているからだ。
今後のコソボの発展から目が離せない。
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