日本三大盛り場>浅草、新京極通、千日前
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最終更新日:2016/07/08
観光・景観
大都市には繁華街や盛り場がつきものですが、日本を代表する盛り場として、日本三大盛り場というものが選定されています。東京の浅草、京都の新京極通、大坂の千日前です。
東京・浅草
東京を代表する盛り場といえば、歌舞伎町が真っ先にあげられるでしょう。
現代において日本三大盛り場では東京担当は歌舞伎町なのですが、明治時代に選定された三大盛り場では、東京からは浅草がノミネートされていました。
浅草は東京都台東区のおよそ西半分で、下町と呼ばれる地域のひとつです。
江戸時代より繁華街として栄えており、関東大震災後の再興の際には道路を拡張するなど市街地として整備されています。
戦後には、東京都が定めた副都心のひとつとして現代でも賑わいが続いています。
また、江戸時代以来の下町情緒がいろいろな意味で濃厚に残っている場所でもあります。
京都・新京極通
新京極通りは京都市中京区にある南北の通りで、隣の寺町通とともに繁華街となっています。
また、すぐ東には河原町通、さらに東には先斗町に祇園にと、繁華街や歓楽街にほど近い地域でもあります。
新京極は修学旅行生におなじみといったところではありますが、観光客目当ての店だけであった状態は過去の話で、現代では映画館がシネコン化したり地元の人向けの店が増えたりなどしており、地元の人も利用する商業地へとシフトしています。
大阪・千日前
千日前は大阪市中央区、道頓堀の南東にある地域です。演芸や映画館、商店などがある歓楽街となっています。
江戸時代初期、この地域は墓地で刑場や焼き場などがありました。
1702年に元伏見坂町が新設されると、茶屋や見世物小屋ができはじめ、繁華街となっていきました。
また天保の改革の際には、芸事に関わる人の居住区にも指定されています。
明治時代には繁華街が拡張していきますが、1912年に火事で焼失。
繁華街はなかなか復興できませんでしたが、1885年に南海電鉄の前身である阪堺鉄道難波駅が開業し、千日前交差点に「楽天地」という娯楽施設がつくられてから、一気に息を吹き返しました。
第二次世界大戦で焼け野原になりましたが、復興を果たし現在にいたります。
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