日本三大秘境>白川郷、祖谷山、椎葉村
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最終更新日:2016/07/08
観光・景観
秘境というのは、人里離れた山奥など到達するのが困難な場所で、人も少ない地域のことをいいます。
日本でも山の中など秘境と呼べる地域はまだまだあり、物理的に本当に秘境であるところはたくさんあります。
また、交通網の発展によりかつて秘境だったところにも人が立ち入りやすくなりましたが、かつての秘境イメージのまま観光地として売り出しているところもあります。
日本三大秘境として挙げられるのは、主にそうした地域となります。
岐阜県・白川郷
合掌造り集落で有名な白川郷は、観光地としての知名度は抜群です。
岐阜県内の庄川流域の総称で、大野郡白川村と高山市荘川町、高山市清見町の一部にあたり、白川村を下白川郷、そのほかを上白川郷といいます。
合掌造りによる独特の景観は、1976年に重要伝統的建造物保存地域、1995年にユネスコの世界遺産に登録されています。雪に覆われる2月には、週末に夜間ライトアップをおこなっています。
徳島県・祖谷山
祖谷山村は、徳島県北西部の吉野川流域にあった村です。
平家の落人伝説があり、かつては山深く道路事情も劣悪でした。現代ではアクセスは容易ですが、往時の秘境イメージを観光に活用しています。
祖谷山は、もともとの地名を祖谷といいます。
江戸時代には、山深いことと農民の多さから祖谷山と呼ばれており、明治時代になるとそれをとって祖谷山村となりました。
1889年には西祖谷山村と東祖谷山村に分離、平成の大合併で三好市の一地域となりました。
合併前は祖谷山村と書いて「いややまそん」と読んでいましたが、合併後は「いややまむら」となりました。
特産品は、鮎と祖谷蕎麦です。
宮崎県・椎葉村
椎葉村は宮崎県北東部にある村で、九州山地に接する位置にあるだけあり、国見岳など標高1000メートル以上の山々に囲まれています。
村としては全国第5位の面積を誇りながら、可住面積は全体の4%で川沿いやゆるい斜面に集落が転々しているという、秘境と呼ばれるにふさわしい地形となっています。
こういった地形から平家の落人伝説があります。
国の天然記念物である八村杉があるほか、国の重要無形文化財である椎葉神楽が伝承されるなど、伝統が今なお息づく村です。
また、日本唯一の焼畑農法を伝承する地域もあります。
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