名所・グルメに出会う旅>石川県金沢市

公開日: : 最終更新日:2017/03/21 北陸地方

名所編

藩主前田家のもと、加賀百万石の城下町として発展した北陸の小京都、金沢。
現在でも金沢には、武士のまち、商人のまち、寺のまちといった城下町の面影が、そこかしこに残っています。
今回は、そうした城下町の街並みが残る金沢をご紹介します。

定番観光地だが、絶対はずせない金沢城公園と兼六園

再建された建造物ではありますが、金沢城の美しさには惚れ惚れする感があります。
金沢城が美しいと評判を高めているのは、建造物の特徴である「鉛瓦」「海鼠壁」「唐破風付出格子」持っているからだそうです。「鉛瓦」は、他の城では見ることの出来ない金沢城の完全オリジナルな建築素材であり、また「石川門」「三十間長屋」「鶴丸倉庫」は国の重要文化財に指定されていますので、是非訪れてみてください。
また、金沢城公園の緑地には、540種類以上の植物が棲息しており、四季折々の植物の彩りも楽しむことが出来ます。
金沢城公園に隣接する「兼六園」は、水戸の偕楽園、岡山の後楽園と並び、日本三名園として有名な観光スポットです。
前田家の5代藩主前田綱紀が、延宝4年(1676年)にこの地に別荘を建て周囲を庭園にしたことが、「兼六園」の始まりとされています。
回遊式庭園である「兼六園」の庭園づくりは、その名の通り見て回り(回遊)ながら、様々な角度からその景色の美しさを楽しめます。中央の池から見る園内の風景は。また格別な趣があります。

城下町の面影①武士のまちー「長町武家屋敷跡」

長町周辺は、加賀藩の上流・中流階級藩士の屋敷跡が多く、用水沿いには旧加賀藩士高田家跡(入館無料)、金沢市足軽資料館(入館無料)、前田土佐守家資料館(入館料:大人300円)、武家屋敷跡野村家(入館料:大人500円)などの施設があります。
野村家では、江戸時代の藩士の暮らしぶりをうかがい知ることが出来ます。

城下町の面影②商人のまちー「ひがし茶屋街」

金沢の街並みには、古い町家が今も多く存在しており、現在も住居や店舗として使用されています。町家があつまる「ひがし茶屋街」地域は、金沢に現存する3つの茶屋街の中でも規模が最も大きなエリアです。江戸時代後期から明治初期に建てられた茶屋街は、まさしく風情ある街並み、どこかほっとする落ち着きさが魅力です。

城下町の面影③寺のまちー「寺町寺院群、小立野(おだつの)寺院群」

寺社や町家が集まっているのが、寺町寺院群です。旧鶴来道や旧野田道沿いに建ち、その数はおよそ70もあるそうです。忍者寺と呼ばれるほど色々な仕掛けのある「妙立寺」、パワースポットと人気の高い「香林寺」など、兼六園から南東に続く高台にある小立野寺院群には、前田家ゆかりの神社・仏閣が数多く建っています。
歴史溢れる街並み、伝統ある寺や神社、そうした風景に触れるため金沢へお出かけになってみてはいかがでしょうか。

グルメ編

今回は、北陸の小京都、石川県金沢市、加賀百万石の伝統料理と名物グルメのご紹介をしていきます。

加賀伝統の郷土料理と言えば「治部煮(じぶに)」

「治部煮」は、金沢を代表する郷土料理のひとつです。
江戸時代、武士から一般の庶民まで、広く愛好されていた料理です。
「治部煮」は、本来は天然の鴨肉を使用、現在は鶏肉でまかなうことが多いようです。
治部煮の作り方は、肉に小麦粉をまぶし、金沢藩主前田家の料理人がつくったと言われる「すだれ麩」と、たけのこ、れんこん、せり、しいたけ、百合根などの加賀地方で獲れる野菜を甘辛い汁で煮込んだ料理です。
濃い目の汁が、もちっとした「すだれ麩」にたっぷりと染みこみ、とろとろに煮込んだ肉の旨み、しゃきしゃきする根菜の数々が、鍋の中で絶妙なハーモニーを奏でる逸品です。

江戸時代から郷土料理には欠かせない「ゴリ」

郷土料理には欠かせない「ゴリ」という魚は、実は存在せず浅野川や犀川で獲れるカジカと、河北潟で獲れるウキゴリを総称して「ゴリ」と呼んでいるそうです。
ゴリは加賀藩時代にも、非常に珍重されていた魚だったようです。
カジカのゴリは、刺身や唐揚げにして食べます。刺身はさっぱりとした淡泊な味わいで、唐揚げは丸ごと揚げて香ばしい香りを楽しみます。
ウキゴリのゴリは、甘辛く煮詰めて佃煮やしぐれ煮にして食します。
酒の肴やお茶うけに合うので「ゴリの佃煮」は、名産品として評判の逸品です。

江戸時代の高級発酵食品「かぶら寿司」

かぶら寿司とは、塩漬けにした「かぶら(カブ)」の輪切りに、これまた塩漬けにした薄切りのブリを挟んで、細く刻んだ人参、昆布などと一緒に、麹で漬け込む発酵食品です。
挟んでいるブリと麹の匂いが絡み合い、芳醇な味覚を味わうことが出来る逸品です。
江戸時代には、高級料理だったという説があります。
脂がのった寒ブリとカブの甘みと旨みが、漬け込むことでぎゅっと凝縮して、白飯にもお酒にもぴったり合う加賀の伝統食品です。

B級グルメ「ハントンライス」

金沢の洋食B級グルメと言えば「ハントンライス」です。ハンはハンガリー料理からヒントを得ており、トンはフランス語でマグロを意味するそうです。
ケチャップライスの上に、玉子焼をのっけて、その上にまぐろのフライをトッピングし、ケチャップとタルタルソースを上からかけたものです。
当初は、マグロのフライが主流でしたが、最近では白身魚やエビなどのフライをトッピングする店舗がほとんどのようです。
金沢市内で、ハントンライスと言えばグリルオーツカと言うくらい、「ハントンライス」で有名なレストランがグリルオーツカです。
グリルオーツカのハントンライスは、オムライスの上にプリブリのエビフライ、トマトケチャップとタルタルソース、ボリュームたっぷりの逸品、観光客の方もたくさん訪れるようです。

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