日本三大そうめん＞播州そうめん揖保の糸、三輪そうめん、小豆島そうめん

7月7日と言えば七夕ですが、その日にそうめんを食べる習慣はご存知ですが？

昨年は、日清がカップヌードルライトそうめんと言う、有りそうで無かった商品が新発売されました。

実は、七夕の日は元々お菓子を食べる習慣でしたが、紆余曲折を得てそうめんに変わりました。

その理由は、俗説が色々ありますが機織りの糸や天の川をイメージされる食べ物だからと言われています。

そんな一般家庭で手ごろに食べられるそうめんですが、実は様々な伝統や文化、製造が有る事はご存知ですか？

今日は揖保の糸、三輪そうめん、小豆島そうめんの三大ブランドそうめんについてご紹介します。

兵庫県の播州そうめん揖保の糸とは

揖保の糸とは、兵庫県たつの市で作られる500年の歴史を持った手延そうめんです。

兵庫県手延素麺協同組合によって10月から翌年の5月までしか生産されませんが、長年作り続けてきた熟練の職人が伝統の製法で作る高級なそうめんは独自のコシや歯ごたえが有って、また贈り物にもとても喜ばれますので、今昔から人気が有ります。

最近ではコンビニで買えるようになってきましたので、手軽にその味を味わう事が出来ます。

ぜひ手延そうめんと機械そうめんの味の違いを味わってほしいと思います。

奈良県の三輪そうめんとは

三輪そうめんとは、そうめん発祥の地と言われている奈良県桜井市の三輪地方を中心に生産されているそうめんです。

その地方で毎年2月5日に大神人社で、なんとそうめんの相場を決める卜定祭が有るそうです。

そうめん発祥の地と言われるだけあって、全国で販売するそうめんの高値、低値をご神意で決めるなんてそうめんが神聖な物に見えてしまいますね。

そして、すごいのはそれだけでは無くその麺の細さもすごいです。

普通は直径1.7ミリですが、白髪と言うそうめんはなんと直径が0.3ミリと想像を超える細さなので、機会が有れば一度その細さを味わってください。

香川県の小豆島そうめんとは

香川県の小豆島そうめん、岡山と香川の瀬戸内海にあるオリーブの木で有名な香川県の小豆島は、温暖な気候で小麦の栽培に適した環境で作られています。

特徴はなんと言っても、胡麻油を使用している事です。

胡麻油は香りが良く、酸化がしにくい性質を持っていますので、その胡麻油を使う事により風味が良いそうめんとなっています。

そんな小豆島そうめんですが、その起源は三輪そうめんが関係しています。

その昔、小豆島の住民が三輪そうめんを見聞きして、それを持ち帰ったのが始まりです。

小麦栽培が最適な環境でしたので、現在ではオリーブの木と同様、小豆島そうめんも名産品と知られるようになりました。

オリーブオイルを使ったそうめんも有って、香り豊かなそうめんを楽しむ事が出来ます。

最後に、そうめんは2〜3年経った古い物ほど美味しいと言われています。

その理由は、長期熟成によって水分が抜け、それによりコシが出て歯ごたえのある味になります。

しかし、一般家庭の保存は適していませんので、くれぐれも賞味期限が切れた物を食べようとはしないでください。

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