名所・グルメに出会う旅>兵庫県淡路島

公開日: : 最終更新日:2018/05/20 近畿地方

名所編

瀬戸内海に位置する淡路島は、大阪湾、播磨灘、紀伊水道に囲まれており、明石海峡大橋で行けるため陸続きのような利便な場所です。

そして淡路島は、日本書紀や古事記にも登場する歴史ある島だそうで、国生み神話によると日本国土の成り立ちとして最初に生まれたのは淡路島だそうです。

世界三大潮流のひとつを淡路島で見る「鳴門海峡」

イタリアのメッシーナ海峡、カナダのセイモアナローと並び、世界三大潮流の1つに数えられる鳴門海峡は、大潮時には潮の流れが時速20キロの速さになるそうです。

淡路島と四国との間の海峡、幅約1.3キロに生じる世界最大の渦潮は見ごたえある自然のワンダーランドといえるでしょう。

渦潮は、大きなものになると直径20m、渦が巻いている時間は数秒から数十秒で出来ては消え、消えては渦が発生するのを繰り返しています。

観潮船に乗って、迫力ある大渦を見学することができます。
大型船で優雅に渦潮を見るのも良し、水中展望室のある高速小型船で船上と水中の両方から渦潮を見るのも楽しそうです。

春や秋の大潮時は「うずしおの旬」と言われており、特に大迫力の渦潮を見ることができます。

弥生時代の五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡

淡路島北部の山間の瀬戸内海を見渡す小高い尾根で発見されたのが、弥生時代の鉄器工房群の遺跡、「五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡」です。

約1,800~1,900年前の弥生時代の後期に、この地で鉄器づくりを行っていたとされる村の遺跡です。

発掘調査では23棟ものの竪穴建物跡が見つかっており、その内の12棟が鉄器づくりを行っていた鍛冶工房があったそうです。

そこには、100点を超える鉄製品、多数の石製工具類などが発見されています。

伝説の地、「おのころ島神社」

古事記、日本書紀の国生み神話によると、イザナギとイザナミ2尊が、天の浮橋の上に立って「天の瓊矛(あまのぬほこ)」で青海原をかきまわすと、その矛先からしたたり落ちた潮が凝り固ってできたのがこの自凝島(おのころじま)で、2尊はこの島に降り立った後に淡路島をはじめ、日本の国土を生んだとされているそうです。

ここには、樹齢900年と言われる夫婦大楠があり、夫婦円満・安産・縁結びのご利益があるパワースポットとして、昔から人々に信仰の場として親しまれています。

グルメ編

淡路島は、温暖な気候の瀬戸内海に山と海、そして豊かな自然に囲まれており、まさしく美味な食材に恵まれた地域です。

淡路島は、平安時代に天皇・貴族へ食糧を献上していたことから「御食国(みけつくに)」とも呼ばれるほど「食の宝庫」でした。

塩やあわび、海藻などの海産物、『蘇(そ)<チーズのような食物>』もつくられていたそうです。
今回は、この食の宝庫である淡路島の味覚をご紹介していきます。

甘みの強い絶品「淡路島玉ねぎ」

淡路島といえば「淡路島玉ねぎ」が有名です。
瀬戸内海の温暖な気候で育った玉ねぎは、甘みのある美味しい玉ねぎです。

3~5月に収穫できる玉ねぎが「早生(わせ)」、5~7月は「中生(なかて)」、6月~翌3月までは「晩生(おくて)」と年間を通して収穫することができます。

この3品種を使用して作った逸品が、「淡路島玉ねぎの天ぷら」と淡路のブランド牛を使用した「あわじ島オニオンビーフバーガー」です。

甘くて柔らかく、みずみずしく辛みが少ないので、玉ねぎサラダにしても美味しくいただけます。

産後のお母さんの体力回復に役立つ「ちょぼ汁」

淡路島の代表的な郷土料理で「だんご汁」とも呼ばれる「ちょぼ汁」。
出産したお母さんの体力の回復や母乳の出をよくしたりするはたらきがあると郷土料理と根付いています。

「ちょぼ汁」という呼び名は、「おちょぼ口」の可愛い赤ちゃんになるようにという願いからきているそうです。

見た目はお汁粉のような雰囲気ですが、味噌や鰹節で出汁をとることからタンパク質を多く含み、具材にはほっこりした豆とずいき、里芋にもちっとした団子が汁には入っています。

ひとつの椀の中に、滋養と美味しさがギュッと詰め込まれている郷土料理です。

淡路島独特の保存食「こけら寿司」

淡路島では、古くから夏に獲れる魚の「べら」や「とらはぜ」を保存食にして食べていました。

淡路島の郷土料理「こけら寿司」は、「べら」をみじん切りして、きくらげ、小芋、かんぴょうを煮て味噌と砂糖で甘く味つけをして、

酢飯にのせて型抜きして作ります。
祭りや正月という祝い時、葬式や法事などの料理としても供されているそうです。

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