日本三大巨桜>三春滝桜、薄墨桜、神代桜
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最終更新日:2016/07/08
観光・景観
日本の花見は奈良時代の貴族の行事が起源だと言われている事知っていましたか?
今も昔も時代は変わっても花を観て楽しむ習慣は変わらないと思うと感傷的な気分になりますね。
今日は古くから生き続けている三大巨桜について調べてみました。
三春滝桜(みはるたきざくら)とは
大正十一年に国の天然記念物の指定を受けた紅枝垂桜(ベニシダレザクラ)で、滝桜と呼ばれるだけ有って12メートルの樹高から滝のように枝から薄紅色の花が流れ落ちるかのように見えて圧巻されます。
樹齢推定千年を超える三春滝桜を観に毎年全国から三十万人の観光客が訪れるそうです。
期間はだいたい四月中旬から四月下旬で、お一人さま三百円で中学生以下は無料。
午後六時から午後九時まで観桜が出来て、夜はライトアップされますので昼とは一味違う三春滝桜が観れます。
場所は福島県田村郡三春町大字滝字桜久保で三春町のホームページで確認できますので、観桜をされる予定の方はそこで詳しい日時を確認してみてください。
薄墨桜(うすずみざくら)とは
こちらも大正十一年に国の天然記念物の指定を受けました岐阜県本巣市の淡墨公園に有る江戸彼岸桜(エドヒガンザクラ)です。
江戸彼岸桜とは染井吉野(ソメイヨシノ)の方親で、山野に咲く桜の木の事です。
薄墨桜は樹齢が千五百年移住とされ、日本の第二十六代天皇である継体天皇(けいたいてんのう)がお手植えしたという伝承があります。
花は薄紅(若しくは白)色で、五枚で一重の花弁が特徴で、開花時期は江戸彼岸桜の名前の通り彼岸の時期(春分の三月十七日から二十四にまで)です。
場所は岐阜県本巣市根尾板所今村で本巣市のホームページで確認できますので、観桜をされる予定の方はそこで詳しい日時を確認してみてください。
神代桜(じんだいざくら)とは
こちらも大正十一年に国の天然記念物の指定を受け、平成二年の六月に月に新日本名木百選に指定されました山梨県北杜市武川町山高の実相寺境内に有る日本で最古の江戸彼岸桜です。
ヤマトタケルが東征の際に記念にこの桜を植えたとされ、また日蓮が衰えていく神代桜を祈って回復したためこの木を妙法桜(みょうほうざくら)と呼ばれた逸話も有ります。
樹齢は千ハ百年(若しくは二千年)とされ、天然記念物として山高神代桜(やまたかじんだいざくら)と呼ばれています。
場所は山梨県北杜市武川町山高で開花時期は山梨県・実相寺ホームページで確認できます。
また境内には他に三春滝桜と淡墨桜の苗木が植樹されていますので、神代桜以外にも見所は沢山有ります。
まとめ
千年以上生きているだけあって、色々なエピソードが有りましたね。
これだけ生き続けているのは木の生命力以外にも多くの人の努力があったと言う事ですね。
そのおかげでこうして現代も多くの人が足を運んで千年以上生きている桜の木を当時の人たちと同じように楽しむこと出来るのは嬉しい限りですね。
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