アラン諸島のイニシュモア島でサイクリング!遺跡巡りと断崖絶壁の旅
公開日:
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最終更新日:2019/06/01
ヨーロッパ
目次
アラン諸島のイニシュモア島でサイクリング!遺跡巡りと断崖絶壁の旅
アイルランドと聞くとまず先に思いつくのは『アイリッシュパブ』や『ギネス』というワードだと思いますが実際間違いではありません。ステキなパブが沢山あります!
そして酔っぱらいも!ですがそれだけではなくアイルランドには素敵な観光地が沢山あります。
そこで今回その中でも見ずにアイルランドは去れないだろう、と思うアイルランドの魅力が溢れている島を紹介したいと思います。
首都のダブリンからアクセス抜群なので時間のない方にもお勧めです。ぜひこの島の魅力を肌で感じてほしいと思います。
アイルランドのアラン諸島
アラン諸島はアイルランドの西部に位置する3つの島を指します。
今回紹介する島は諸島の中で一番大きなイニシュモア(Inis Mor)という島で人口は約840人程度、車も少なくのどかな雰囲気が特徴的です。
そしてアラン諸島はアイルランドのケルト文化が唯一残る数少ない場所なので観光地としてはスーパー有名な場所です。
またアイルランドは現在英語が公用語ですが昔使われていたアイルランド語(ゲール語)使う人々がいるそうです。
アラン諸島だけではなく現在でもアイルランド中でアイルランド語で書かれた看板や町の名前などみることができます。
頻繁にみることができるのは「GALDA」です。GALDAは警察という意味でパトカーにも警察のユニホームにも書いてあります。
ケルトとは?
ヨーロッパ中部に住んでいた部族ケルト人が紀元前500頃から数百年かけて徐々にアイルランドに移住を開始し文化を広めていきました。
アイルランドを旅行していると必ず「アイリッシュクロス/ケルトクロス」や「アイリッシュ・ハイクロス」と呼ばれている少し変わった石の十字架を見かけると思いますが、
これがケルト(アイルランド)のシンボルです。
ちなみに「アイリッシュ・ハイクロス」800年以前に作られたものを指し『アイリッシュクロス』はそれよりも若い石の十字架となっています。
これから紹介するイニシュモア島でも『アイリッシュクロス』を見る事ができます。
ケルト文化を深堀していくと止まらなくなるほど面白いので、ご興味があればアイルランドへ旅行する前に少し調べておくと更に旅行が楽しくなると思います。
イニシュモア島へのアクセス方法
まずダブリンからバスか電車ゴールウェイを目指します。
バスは1時間に1本の頻度で出ていてバス停も町の中心部からの出発となるので非常に便利です。
ここからバスの予約もできます。
https://www.citylink.ie/
電車は一日9本程度でDublin Heuston駅発となるので町の中心部から少し離れた場所にあり、所要時間もバスと同じ2時間半ほどで金額はバスより少し高です。
鉄道に乗りたいという強いこだわりがなければバスの方が安くてアクセスが良いのお勧めです。
ゴールウェイからフェリー乗り場
フェリー乗り場(ロッサヴィール港)へ行くシャトルバスがゴールウェイのバス停を降りた場所から歩いて5-6分のエア・スクエアショッピング・センターから出ています。
詳細地図→http://www.aranislandferries.com/map_city.php
その他市バスでもフェリー乗り場までいけます。
ロッサヴィール港からイニシュモア島
1日2便、朝と夕方に船が出ていて所要時間はおよそ40分となっています。
島を日帰りにするのであれば帰りの便も同様に朝と夕方2便あるので朝便で行って観光して夕方便で帰るというのが一般的です。
夏はピークシーズンになるため満席になる可能性があるので船は予約した方が良さそうです。
http://www.aranislandferries.com/
サイクリングで島一周
一般的に島を観光する移動手段は自転車となるのですが、もしも雨や体力的にサイクリングができなくても、馬車やミニバスのツアーもあるので安心です。
レンタル自転車は10ユーロ程で「Aran bike Hire」か「Inis Mor Bicycle Hire」で借り、島の地図はインフォメーションセンターでゲットします。
アイルランドは雨の国です。傘かカッパを持っていき常にバックに入れておくことを強くおススメします。
また気候は変化しやすいので多少小雨が降っていてもすぐに良い天気になる可能性が高いのでカッパ持参だと安心して自転車を借りて楽しむことができます。
がっつり自転車で島一周したとしても3時間程度で回れるのですが少々アップダウンがあるので所要時間には個人差が出てくると思います。
島には素敵なレストランやカフェがあるので食事は心配ありません。
おススメはTeach Nan Phaidiというカフェで茅葺き屋根が特徴の可愛らしい建物で、アイルランドの伝統料理も楽しむことができます。
サイクリングをしていると一番先に目につく不思議な光景は畑にある石垣です。
島は大変強風のため土が隣にいくのを防ぐために石垣を作ったようで、あまり見ない光景なのでとても面白く感じます。
のどかな景色を眺めながらサイクリングをすると普段のイライラする気持ちや焦る気持ちが全てなくなるような気がしてきます。
適度に身体も動かすので爽快な気分が味わえると思います!
イニシュモア島の観光地
7つの教会
「7つの教会」NA SEACHT DTEAMPAILL( THE SEVEN CHURCHES)と呼ばれている島で最も重要な巡礼地だった場所に廃墟になっている教会と墓地があります。
実際に7つも教会はないのですが、8世紀から15世紀に建てられた歴史的な教会なので行く価値はあります。
聖ベナン教会
「聖ベナン教会」TEAMPALL BHEAN’IN (ST BENAN’S CHURCH)はアイルランドで一番最も小さい教会です。
通常、教会は東西向きに建てられるものですが、特に風の強い丘に建てられた為この教会は南北向きになっている大変珍しい教会と言われています。
本当に小さい教会です!かろうじて教会の形も残っていて、その場所は丘になっている為見晴らしが良いです。
ドン・エンガス遺跡
「ドン・エンガス遺跡」(Dun Aengus)とは海からの侵略を防ぐために100mの高さの崖上に建てられた要塞である。
この要塞がいつ建てられたのか正確には分からないそうですが、恐らく青銅器時代から鉄器時代のものではないかと現在では予想されています。
半月形をした石造りの要塞はヨーロッパで最高例の1つと考えられているため、世界中の考古学者、学者、観光客がこの場所を訪れています。
一番の見所!断崖絶壁
この島での一番の見所!断崖絶壁で最高の絶景を楽しむことができます。
断崖絶壁には柵もないのでぜひ崖のギリギリまで行ってうつ伏せになり崖下をみてください。
風がかなり強いので崖に打ちつけられる波の強さに火曜サスペンス劇場のような迫力を感じる事ができます。
私は高所恐怖症なので震える程怖かったのですが、怖いもの見たさに見ずにいられませんでした。
美しい光景に時間を忘れ長時間滞在してしいまう恐れがありますので時間には余裕を持って行きましょう!
まとめ
アイルランドに滞在していた7か月の間で色々な場所を訪れたのですが、イニシュモア島が一番印象的だったので紹介させて頂きました。
島の雰囲気と迫力のある断崖絶壁が忘れられない場所なので私自身もう一度行きたいです。
またゴールウェイにはもう一つ有名な崖「モハーの断崖」があるので合わせて観光する方が多いです。
島観光が終えたらゴールウェイでの『パブ巡り』もお忘れなく。
パブでアイリッシュ音楽、アイリッシュダンスをお酒と共に楽しむ、それも「アイルランド文化」の一つです。
アイルランドは自国の文化大切にしている国だなと強く感じることができるとても素敵な国なのでおススメです!

留学中に旅の面白さに取り憑かれ婚期を逃しながらも旅を続けるバックパッカー。
訪問国数100か国突入。1人でも多くの人が旅をしたいと思えるように旅情報を発信中。
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