トラファルガー広場すぐ!ロンドン・ナショナルギャラリーの見どころと攻略法
公開日:
:
最終更新日:2016/08/15
イギリス
ロンドンにはあまたの観光スポットがありますが、アート好きなら外せないスポットのひとつがナショナル・ギャラリーです。なんと2300点もの西洋絵画を所蔵しています。ジャンルは幅広く、年代も中世から近代まで、地域もバラバラ。この美術館を訪れたなら、西洋絵画の流れをざっと理解できます。作品数が多く、1日ですべてを鑑賞するのは至難の業です。今回は、効率よく楽しむためにおすすめの作品とそれを中心とした攻略法をご紹介します。まずはトラファルガー広場に面した入り口から美術館へ、そのロビーで日本語のフロアガイドを手に入れてください。作品はそれぞれ、2階にある4つのあるウイングのうちの1つに展示されています。
レオナルド・ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」
「最後の審判」や「モナリザ」で有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの作品が鑑賞できます。日本ではなかなかお目にかかれない彼の作品。岩窟に描かれたマリアの微笑みに、心が浄化されること間違いありません。
攻略法:セインズベリーウイングの、57番の部屋にあります。同じ部屋に、フィリッポ・リッピやボッティチェリの作品があります。すぐ隣、56番の部屋にはヤン・ヴァン・ダイクの「アンソニー夫婦の肖像」もあります。イタリアの宗教画や中世の作品が目当てなら、セインズベリ—ウイングを中心に鑑賞し、残り時間で他のウイングを鑑賞するのがおすすめです。
フェルメール作「ヴァージナルの前に座る女」「ヴァージナルの前に立つ女」
日本で大人気の画家、フェルメールの作品がここに2点あります。この2点にはいずれもヴァージナルが描かれ、それぞれ対の作品として作成されたのでは?と言われています。果たして本当にそうなのか、自分の目で確かめてみてください。
攻略法:ノースウイングの、26番の部屋に「ヴァージナルの前に座る女」、25番に「ヴァージナルの前に立つ女」が展示されています。同じ画家、同じモチーフを描いた作品ですが、それぞれ離れて展示されていますので注意してください。同じノースウイングの23番には、フェルメールと同じオランダで活躍したレンブラントの作品があります。そのほかにも、周辺の部屋には同時期に活躍したオランダの画家の作品が多数揃っているので、フェルメール好きなら外せません。人々の日常や風景を描いた作品が好きな人にもおすすめです。
ライター:カジヤマ シオリ
日本国内外で、美術館巡りの旅をするトラベルライターです。ヨーロッパは5か国訪れてます。心はオランダと広島においてきぼり。
ブログURL: http://fanblogs.jp/gotuabroad/
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