名所・グルメに出会う旅>岐阜県

公開日: : 最終更新日:2017/07/11 中部・東海地方

名所編

岐阜県3大名所と言えば、難攻不落の城として「美濃を制すものは天下を制す」と言われるほどの名城である岐阜城、古き良き時代を伝える長良川の鵜飼いの里、世界遺産登録の合掌造り飛騨高山です。
今回は、それら岐阜県の3大名所のご紹介です。

斎藤道三、織田信長ゆかりの岐阜城

岐阜市の中央に位置する標高329メートルの金華山は、歴史の表舞台とされた場所です。
その発端は、金華山に建つ岐阜城が小説「国盗り物語」の主人公、斎藤道三の城であったことから始まります。

道三亡き後、織田信長が城を攻略し、岐阜城を拠点に地域一帯を治め、天下統一の本拠地としたそうです。 
信長は、城下町の復興に力を注ぎ、楽市楽座の保護などを政策として起こすなど、城下は大変な賑わいだったそうですが、関ヶ原の戦いで徳川家康が勝利を収めた時点で岐阜城は廃城という運命を辿ることになりました。

現在の城は、1956(昭和31年)年に復興されたもので、城内は史料展示室、楼上は展望台として利用されています。
最上階からは、眼下に市内を流れる鵜飼で有名な「長良川」を一望することが出来ます。

鵜飼いの里、長良川の今!

市内中心を流れる「長良川」沿岸には、鵜を操る鵜匠たちの家が建つ「鵜飼いの里」があります。
里には、現在でも鵜匠が鵜の世話をしながら生活を営んでいますが、江戸時代の長良川周辺は、材木や和紙などを扱い栄えていたそうです。

今でも、その栄華を感じる長良川沿いの川原町には、格子戸のある日本家屋や高い蔵の黒壁に挟まれた路地が街を形成しています。
路地のそこかしこには、昔からの町家や蔵などを改装してカフェやスイーツ、雑貨店などのお店が開業しており、長良川の新しい文化を築き始めています。

昔からの伝統が受け継がれる高山の「合掌造り」と「小京都の街並み」

岐阜県北部・庄川流域にある「白川郷」は、国内外から観光客が年間100万人以上訪れる人気のスポットです。
合掌造りが最も多く残っている荻町地区には、現在150棟あまりが建ち並び、合掌集落の規模としては、全国最大を誇っており世界遺産に登録されています。

合掌造りの屋根の独特の形は、厳しい冬の寒さと雪から家を守り、養蚕業を行うのに適した建築手法だそうです。
高山には、江戸末期から明治期に建てられた古風な屋敷の建ち並ぶ小京都を感じる町並みがあります。

その町並みは、高山の商人町として発展した上一之町・上二之町・上三之町のあたりの南北約420メートル、東西約150メートルの区域を「さんまち通り」と呼び、現在では観光客で賑わいをみせています。
400年以上を経った今でも、敷地割りや道路幅はほぼ当時のままで、江戸時代の面影を残しています。
古き良き時代を感じさせる合掌造りと小京都を思わせ街並みを持つ岐阜の名所の紹介でした。

グルメ編

岐阜県は、濃尾平野が広がる南西部の美濃地方と、3000メートル級の山の多い北東部の飛騨地方と気候の違いから食文化にそれぞれ独自性があります。
今回は、そうした岐阜県の郷土料理の逸品をご紹介します。

飛騨高山の無駄にしない食生活の知恵が生んだ「煮たくもじ」

飛騨高山地域では、漬物を「くもじ」と呼び、「くもじ」を煮たものを「煮たくもじ」と言います。
漬け物を冬の保存食として漬け込むのですが、食べていくうちに冬終盤ともなりますと、漬け物の種類も減り、だんだんと漬けものの味にも飽きてくる頃となります。

そこで、漬けものを飽きずに美味しく食べる工夫として漬け物を煮た「煮たくもじ」が出来上がったというわけです。
「煮たくもじ」の中でも紅カブの長漬けは、煮ても形がくずれにくく、塩分もうまく調和された逸品として人気のある漬け物です。

朴葉味噌と朴葉寿司は郷土料理の旨みの宝

朴葉味噌とは、ネギなどの薬味と椎茸、白菜の漬物などに赤味噌を絡ませて、朴の葉にのせて焼いた飛騨地方の郷土料理です。
朴の葉は火に強く、食材をのせて使うにはとても良い素材です。
大きさも手のひらにのせても程よい大きさで、お皿がわりに味噌の上にご飯を乗せて一緒に食べたりします。

また、朴の葉を使った朴葉寿司も美味です。
朴葉に酢飯を盛り、その上に鮭、椎茸、錦糸卵、漬け物、みょうが、わらび、ふき、ごぼう、紅しょうがなどを乗せてつくります。

朴葉と酢飯の殺菌効果のおかげで以外と日持ちするので、持ち運びやまかないにも重宝な料理です。
地域では、朴葉寿司を農作業の合間などにお弁当として食べるのを古くからの慣わしとしてきました。

コクのある「へぼ飯」の旨みは、真似の出来ない逸品!

地元の言葉で、「へぼ」と呼ばれる地蜂の子を一緒に炊き込んで作る炊き込みご飯が「へぼ飯」です。
蜂の子を乾煎りしたものを、醤油、酒、みりんなどで煮た「ヘボの佃煮」をご飯に混ぜこんでつくります。
岐阜県は、近くに海がないため昔から食材には苦労したそうです。

そこでヘボによって、肉や魚に代わる貴重なタンパク源として、健康増進に役立つ滋養源として食べ継がれてきたようです。
蜂の子と言うことで、はじめは食べるのを敬遠する人もいるかもしれませんが、食べてみるとほのかな甘味が口中に広がることで、やみつきになる人もいるそうです。

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