名所・グルメに出会う旅>山口県岩国市

公開日: : 最終更新日:2017/07/05 中国地方

名所編

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山口県岩国市は、日本三名橋を持つ城下町の雰囲気が漂う都市です。

三名橋の「錦帯橋(きんたいきょう)」の美しさに感動!

「錦帯橋」は、城下町岩国市のシンボルとなっており、岩国城と城下町の間に流れる錦川に架けられている橋です。
春には。錦川沿いにあるおよそ3,000本の桜の花が咲き誇り、見事な満開の桜と錦帯橋の風景はとても美しく見えます。

錦帯橋は、五連に繋がるアーチ型の反り橋が特徴です。橋の長さは210メートル、橋幅5メートル、橋台の高さ6.64メートルの規模を誇っています。
実際に錦帯橋を歩いてみると、見た目以上に勾配と橋の下と上の高低差があり、橋の上を歩くと言うより階段を上り下りしているように感じます。

この「錦帯橋」建造の指揮を執ったのが、岩国藩3代目の藩主吉川広嘉。
1673年(延宝元年)に完成した木造橋は、錦川の氾濫によりすぐに流されてしまいました。
翌年、改良を加え1674年(延宝2年)に再建された後も、何度か洪水で消失していますが、木造アーチ橋の伝統技術は現代に脈々と伝えられており、2004年3月に檜による装いで現在架けられている橋となっています。

◆ 所在地:山口県岩国市岩国1
◆ 入橋時間:8:00~17:00 (※観光シーズン中は18:00まで。夏期は19:00まで。)
◆ 入橋券(往復のみ):大人300円

城下町岩国を望む岩国城

日本百名城の一つに数えられる岩国城は、岩国藩初代藩主である吉川広家によって1608年(慶長13年)に築城されました。
戦国時代末期に築城されたにもかかわらず、城の造りは要塞の機能を施した城の造りとなっていました。

その理由は、戦国時代の有名武将である毛利家の軍学の基本『毛利の高陣』思想を取り入れて建造したからだと言われています。
現在の天守は1962年 (昭和37年) に、四重六層の桃山風南蛮造に復元したもので、天守内には刀剣や武具甲冑類が展示されています。
また、天守閣は錦帯橋を見下ろす絶好のビューポイントでもあり、晴れた日は錦川の先の方には瀬戸内海やそこに浮かぶ島々まで見えるほど素晴らしい眺めを見ることができます。

現在でも、岩国市内には城下町の名残があり、最も古い建物のひとつとして、1693年 (元禄6年) の建立の岩国藩家老香川氏の表門である「香川家長屋門」や江戸中期18世紀中頃に建造された武家屋敷「目加田家(めかたけ)住宅」があります。
また「岩国美術館」には、奈良時代から江戸時代の陶磁器、書画、陣羽織、甲冑、刀剣、馬具、ガラス工芸品などおよそ6,000点もの貴重な品々が所蔵されています。

◆ 岩国城
◆ 所在地:山口県岩国市横山
◆ 営業時間:9:00~16:45 (※入館は16時30分まで)
◆ 料金:大人260円

グルメ編

山口県岩国市には、素朴な味わいの郷土料理が多く伝えられています。
山の幸、海の幸の味覚をご紹介していきます。
旨みをいっぱい閉じ込めた「岩国寿司」

「岩国寿司」とは、寿司木枠の下にチシャなどの葉を敷き、酢飯と鰆、鯵などの魚の身をほぐしかけ、にんじん、酢漬けした岩国れんこんに錦糸卵、椎茸、春菊、でんぶ、海老などをのせ、更にその上にチシャの葉を敷いて、寿司飯と具材を同じように何層にも重ね積み上げて、最後重しをのせてつくる押し寿司のことです。
「岩国寿司」の発祥は、藩主吉川広家の命を受け保存食として考案した料理という説と藩主に献上した料理だったという説とが存在しています。

とにかく、出来上がったその押し寿司は見た目が色鮮やかなので、お祝いの席にもよく出される逸品で、殿様寿司とも呼ばれています。
酢飯と様々な具材の旨みが口の中に広がり、その味わいは強度の名産品を一気にいただいたような満足感を得ることができます。

岩国郷土料理の伝統の煮物「大平」

岩国地方では、「岩国寿司」に酢漬けの「岩国レンコン」そして汁気の多い煮物「大平」の3つの料理が祝い膳に欠かせない郷土料理として有名です。
鶏肉、里芋、ごぼう、レンコン、人参、長いも、シイタケ、こんにゃく、高野豆腐などを入れて醤油風味の鶏肉のだし汁で煮たものが「大平」です。

盛り付けは、大きな蓋付きの塗り物椀に入れて供されるので「大平」と呼ばれるようになったそうです。
そしてこの大椀から、ひとりひとりの小鉢に取り分けて食べるのが伝統的なマナーだそうです。

岩国では元気の素と重宝がられる逸品「おばいけ」

おばいけとは、鯨肉で最も美味しいと部位とされている「身」と「尾」の間の部分の肉のことです。

羽のような形をしていることから、尾羽毛と書き「おばいけ」と読みます。
おばいけは、低カロリーでコラーゲンが豊富な食べ物で、元来は刺身でそのまま酢味噌などをつけて食べます。

また、塩漬にしてから薄く切って熱湯をかけ、冷水でさらして食べる「さらしくじら」もおつな味がします。「さらしくじら」は、白く透明な見た目から「おば雪」「花くじら」とも呼ばれており、刺身と同じように酢味噌をつけて食します。
節分の日におばいけの大きいものを食べると、1年を元気に過ごす事ができると岩国では言い伝えられている逸品です。

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