グルメに出会う旅>島根県松江市
公開日:
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最終更新日:2017/05/08
中国地方
逸品編
日本海に面した鳥取県米子市、海の幸と山の幸を融合した美味しい料理をご紹介していきます。
トビウオのかまぼこを焼く「あごのやき」
山陰地方ではトビウオを「あご」と呼びます。
脂ののったトビウオのすり身を原料に味醂などで味付けをして、ちくわのような棒状にして、軒先や戸外で焼いていたことから「あご(トビウオ)」を「野焼き」にする事から「あご野焼き」と呼ばれる様になったそうです。
かまぼこのような形状のあご野焼きは、あごの旨みと酒の香りに焼きを入れた香ばしさが絶品な食べ物です。
そのサイズは、通常のちくわより3倍以上という大きなサイズです。
トビウオは、その身が淡白な味の割には、出汁が良く出ますので味噌汁煮物をつくるときなどにもよく利用されます。
特別な日のおもてなし郷土料理「柿の葉寿司」
鳥取南東部智頭町に古くから伝わる郷土食「柿の葉寿司」は、塩づけしたマスを柿の葉を器にして作る押し寿司です。
マスのピンク色と葉の緑は、見た目にもあでやかで美味しそうな印象です。
現在では、お祝い事に記念日、そしてお客様へのおもてなしとして、提供されることが多い料理です。
発祥地域の智頭町は、海から離れた場所のため新鮮な魚が手に入りにくかったことから、食べたいときに魚を美味しく食べるために、「柿の葉寿司」は誕生しました。
柿の葉に含まれるタンニンで防腐効果、マスは塩漬けされているため保存性も高く、塩マスの上に乗せた山椒が塩マスの旨みを引き立てる味わいの郷土料理として、人気があります。
山の幸がたっぷりの大山おこわ
「大山おこわ」は、鳥取県県西部の大山山麓の食材を使用して作り上げた、しょうゆ味のおこわ料理です。
その昔、僧兵が戦場に行く時に戦勝を祈願して山鳥と山草を入れた米飯を、炊き出したのが始まりと言われる一種の携帯食です。
家庭によって使う食材はまちまちではありますが、基本はもち米、鶏肉、、椎茸、やき竹輪、人参、ゴボウなどを使用しています。
古来より祭りなどの祝いの日に作られ、当時はごちそうとして現在まで受け継がれてきました。
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